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【京都市】西京区 紫式部が愛した可愛い鹿がいっぱい『大原野神社』で初詣♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都市のにある『大原野神社』は、祀られている「春日神」の使いが鹿であるから境内には、鹿のモチーフがたくさん見られます!

神様が大原野神社にお越しになるとき、鹿に乗ってきたことから、鹿は神の使いとして大切にされてきました。

桓武天皇の長岡京遷都の折に、奈良の春日大社の祭神を分祀した古社として『大原野神社』があります。

源氏物語の作者である紫式部も愛した大原野に鎮座する「大原野神社」。

「大原野神社」は、「京春日(きょうかすが)」の別称を持つように、春日大社、京都の吉田神社と並んで、「藤原氏の氏神三社」の一つです。

武御賀豆智命(武甕槌命)

伊波比主命(経津主命)

天之子八根命(天児屋根命)

比咩大神(比売神)

平安京以前に由緒をもつ古社で、延暦3年(784年)に桓武天皇が長岡京へ遷都した際、皇后の藤原乙牟漏が藤原氏の氏神である奈良・春日社(春日大社)の分霊を勧請して、しばしば鷹狩を行っていた大原野に祀ったのに始まる。

狛鹿が可愛らしく出迎えてくれます!

清和天皇の女御となった藤原高子(二条の后)が当社に参詣した際、右近衛権中将で高子のかつての恋人であった在原業平がその行幸につき従い、「大原や小塩の山もけふこそは 神世のことも思出づらめ」と詠んでいる。(wikiより)

1月15日には、とんど焚上げ、2月3日には節分が行われます。その際には、甘酒と立春大吉とうふの無料接待が受けられるそうですよ〜

絵馬も鹿だらけ!かわいい〜♪

3年半前の台風で樹齢約500年のご神木であるモミの木が倒れ、残った切り株に屋根を付け、内部で座れるようにして、小さな祠のようになってます。パワースポットとして密かに人気。

中に座るとそこにいるだけで、守られている安心感をいただけます。

文徳天皇が奈良の猿沢池を模して造ったといわれる鯉沢池のそばには、大原野神社摂社若宮社があります。祭神は天忍雲根命。

清和天皇産湯の清水ともいわれている瀬和井(せがい)もあります!

ちょうど、先日、清和天皇について書いていたところだったので、ちょっとしたご縁を感じました…

過去記事参照→花山天皇が出家した『元慶寺』は西国三十三所番外札所!

春には、桜も素晴らしい「大原野神社」で紫式部も愛した四季折々の自然の美しさを感じてみるのもいいですね。

大原野神社

京都市西京区大原野南春日町1152

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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