【NHL】今季のMVPは史上4人目のロシア人! 目標は叶えられなかったけれど、必ずいいことがある!?
今季の各賞の発表と表彰を行う「NHLアウォード」が、昨日(現地時間)ラスベガスで開催されました。
▼今季のMVPは史上4人目のロシア人選手!
毎年最も注目されるのは、レギュラーシーズンのMVPに与えられる「ハートトロフィー」の行方!
というのも、半年以上にわたる82試合もの長丁場を戦った中での評価とあって、文字どおり”最も価値ある働きをした選手”が、メディアの投票により毎年選出されます。
栄えある今季のハートトロフィー受賞選手は、タンパベイ ライトニングの ニキタ・クチェロフ(FW・26歳/タイトル写真)!
今季のクチェロフは、自己最多の100ポイント(=ゴールとアシストの合計)をマークした昨季を、さらに上回る「128ポイント(41ゴール87アシスト)」の大活躍。
誰もが納得!の働きで、次点以下の選手に大差をつけて、初めての栄誉を手にしました。
▼目標はスタンレーカップを手にすることだった…
しかし、周囲からの高い評価の声とは裏腹に、クチェロフはホームゲームをカバーしている地元メディアに対して、「一番の目標は(チャンピオンチームに手渡される)スタンレーカップを手にすることだった…」と、胸の内を口にしたとのこと。
それだけに、メディアの撮影の際に見せた笑顔も、心の底からの笑みではなかったようです。
▼必ずいいことがある!?
しかし、クチェロフが、心の底からの笑顔を見せてくれそうなデータがあるのを、ご存じですか?
1917年から続くNHLの歴史の中で、ロシア(旧ソビエト)出身の選手が、これまで「4人」ハートトロフィーを受賞しています。
1人目は、リーグ創設77季目にして、北米出身者以外で初めてハートトロフィーに輝き、殿堂入りも果たした セルゲイ・フェドロフ(元デトロイト レッドウィングスFW・49歳)!
2人目は、コンスマイストロフィー(プレーオフMVP)にも輝いた大型CF エフゲニ・モルキン(ピッツバーグ ペンギンズFW・32歳)
そして3人目は、昨季のコンスマイス トロフィー受賞者の アレックス・オベチキン(ワシントン キャピタルズFW・33歳)
ご覧いただいたとおり、、、
「これまでハートトロフィーに輝いたロシア人選手は、全てスタンレーカップを手にしています!」
今季のプレーオフでも、クチェロフは「スタンレーカップを手にする」という目標を叶えられませんでしたが、これまでの事例を見る限り、クチェロフにも必ずいいことがある!(はず?)
タンパベイファンの皆さんは、背番号「86」をつけてプレーするロシア生まれのポイントゲッターに、初優勝への期待を託し続けてみては?