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オスロ市内で不審物が発見され、警察が爆破処理

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事
爆弾のような不審物がオスロで発見された8日夜(提供:NTB SCANPIX/ロイター/アフロ)

8日22時30分頃、首都オスロ中心部グロンランド地区で爆破物と思われるような不審物が発見されたため、警察が出動。現場は一時立ち入り禁止となったが、警察の爆破処理後に解除された。

1人が逮捕されており、国営放送局NRKによると、ノルウェー国家公安警察(PST)が警察から事案を引き継ぎ、調査を続けている。  

グロンランドは移民が多いエリアとして知られており、観光スポットのムンク美術館があるトイエン地区が隣接している。警察はNRKに対して「グロンランドは現在安全である」と伝えている。 

7 日のスウェーデンの首都ストックホルムでの車による突入事件後、ノルウェーの都市でも警備が強化されていた。

ノルウェーとスウェーデンは地理・文化的にも距離が近い。隣国での悲惨な事件に、ノルウェー国内でも緊張が高まっていた矢先で、オスロでの不審物発見は大きく報道された。

現地メディアでは「オスロにあるカール・ヨハン大通りでは車の進入を禁止するべきではないか」という報道がされている。

Text: Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信16年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。北欧のAI倫理とガバナンス動向。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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