存在感のある白い花で春から夏までつなぐ庭 植えっぱなしで毎年咲く らくちんガーデニング
白の花は平凡なようでそうではない...主張がないようで、他の色との組み合わせも上手くいく、実は人気色です。毎年咲いてくれる植物に白い花を選んでおくだけでお庭のコーディネートも楽になります。
多年草、宿根草、シュラブ(低木)に白い花を
季節の一年草は、年ごとにいろんな植物を楽しめますが、植え替えが多くなるとガーデニング作業も大変になります。管理が楽で毎年咲いてくれる多年草、宿根草やシュラブ(あじさいなどの低木)を少しずつ増やしていくと年々充実したお庭になっていきます。
そこで今回は、春から夏まで庭で目を引く白い花を紹介します。
植えっぱなしで増え続ける八重のスイセン
八重で、房咲きのエルリッチャーです。最初は3球植えだったはずですが、今では50センチ四方のスペースが2か所ほどになりました。香り高く、豪華な花を長い期間楽しませてくれます。わがやの庭に春の到来を告げる花です。
ローダンセマム
寒さに強いローダンセマム。冬から蕾を膨らませ、3月に開花し始めます。夏の高温多湿に耐えるため、切り戻しておきます。ムスカリなどを楽しむ頃、春の序章といった頃にたくさん咲いてくれます。
常緑クレマチス カートマニージョー
3月になるとつぼみが見えてくるだけで嬉しくなります。鉢植えのクレマチスですが、面倒な?ツルの管理もなく、特徴あるギザギザ葉、常緑なので寂しくなることがありません。4月に咲いた姿はとにかく豪華、みんなに見てもらいたい、特等席に置きたいお花です。
ビバーナム
高さが出る植物はお庭の主役級になります。草花だけではお庭にメリハリが出にくくなります。ビバーナムは最初は緑の花ですが、花が大きくなるにつれ白くなっていきます。オオデマリも同じ頃咲いていますが、わがやのオオデマリはピンク。樹高も同じ位ですし、白い花が咲くオオデマリもおすすめです。4月はビバーナムとオオデマリが楽しませてくれます。
カシワバアジサイ
5月から6月はカシワバアジサイ。アナベルやアジサイも咲く頃です。カシワバアジサイは花の房がとても大きく、目を引きます。秋は葉が紅葉した様子も綺麗です。ビバーナムは南側に植えていますが、カシワバアジサイは北側でもしっかり育ってくれています。
カサブランカ
7月になるとカサブランカが咲きます。カサブランカも最初は2球か3球だったと思うのですが、いつの間にかたくさんになりました。背も高く、よい香りで存在感のあるお花です。
フロックス
夏中咲き続けるフロックスです。蕾が次々できるので、夏の間はずっと花を見ることができます。株も自然と増えるのでボリュームアップしていく優秀な宿根草です。
ホワイトガーデン 管理は気楽に
毎年咲いてくれる植物の管理ですが、特に神経質になることもなく、剪定したり、お礼肥をあげたりできています。1年草はお店で選ぶ楽しみはあるものの、花がらを摘んだり、定期的に液肥をあげたりと、忙しい毎日のことを考えるとそんなには増やせないのが実情です。
昨年もアナベル、ノリウツギ、バラ、フィソスティギアと白い花を増やしました。ホワイトガーデンを目指しているわけではありませんが、主役級は白い花、気に入った花がありましたら是非植えてみてください。