多肉植物も夏バテします!ひと手間でOK予防と元気を取り戻す活力剤のお話し
8月に入っても緩まず暑い日が続いています。日本の多肉達もこんなに暑い夏は初めてなんじゃないだろうか?と心配するくらい多肉植物にはツライ気候が続いています。
人間がこの季節体調を崩すのと同じく、多肉植物も体調を崩します。「多肉植物が夏バテ」をしている状態です。
夏バテって、病気ではないけど何処かしら調子が悪く、免疫や体力が落ちていますよね。今日は、多肉植物の夏バテについて詳しくご紹介していきます。
多肉植物が夏バテするってどうゆう事?
暑さで「調子を崩している」状態もしくは、崩しそうな状態の事をいいます。
多肉植物の主な原産地は、高原地帯や砂漠地帯の乾燥した地域に多く生息します。気温は日本と同じかそれ以上の場合もありますが、乾いた風が吹きつけています。
一方日本は、近年の温暖化の影響で温暖な気候と湿度の高さが年々厳しさを増しています。そうなんです。原産地と真逆の気候にいるわけです。
環境への順応性の高い植物ですので、ある程度は許容範囲内ですが、高温多湿が長期間続くとさすがに、調子を崩し夏バテの状態になるというわけです。
多肉植物が夏バテをしている状態
- 多肉植物が夏バテをすると、
- 葉がポロポロ落ちる
- 葉の組織が壊れジュクジュクに変色する
- 根が枯れる
- 茎が変色する
- 水を吸わない
- 葉の色が薄くなる
の症状が現れます。昨日まで元気にしていても、葉を触るだけでポロポロ落ちたり、葉が半透明な状態になったり、根が枯れ水を吸わず葉の水分だけで生命維持しようとします。こういった状態から復活させるには、時間と経験が必要となります。
まずは、夏バテを防ぐ対策を講じましょう。
多肉植物の夏バテを防ぐ方法
多肉植物は高温多湿な気候が苦手なので、できるだけ緩和してあげることが重要です。具体的には、
- 強い日差しのあたる時間帯(11時~夕方)は、遮光ネットや日陰で管理する
- 風が抜ける場所に置くか、扇風機等で常に空気が流れるようにする
- 日が落ちたらミストシャワーの放射冷却し、葉の温度を下げる
- 薬剤を散布しもしもの時に備える
一般的に多肉植物は直射日光のような強い光が必要ですが、夏の時期は強い日差しの熱で葉の水分温度が上昇し組織が壊れる可能性があります。風通しの悪い場所なら特に遮光ネット等で対策をしてあげるのをおススメします。
葉や鉢に熱がこもるのを防ぐため風通しの良い場所で管理するか扇風機で空気を循環させます。私が8年間多肉植物を育ててきてわかったのが、日差しよりも風が重要だということです。
我が家のベランダは、5月頃からほぼ直射日光は当たりません。ですが、形や色を保ち健康に育っています。それは、風が抜けやすい環境にいるコトが大きく影響していると思います。見落としがちですが、ぜひ「風通し」よくすることも忘れずに楽しんで頂けたらと思います。
こんなに策を講じても夏バテする事はあります。そんな時は「活力剤」の出番です。
夏バテ多肉を元気にする方法
どんなに対策しても、個体差があります。私が今年やってよかったのが「活力剤」です。肥料のように徒長の心配や紅葉の色味に影響がほぼありません。人間でいう栄養ドリンクのようなものです。
葉に直接当たらないよう根元を狙ってジョーロであげるか、底面給水であげることができます。
翌日には、葉がパキっとしてイキイキとしています。1か月に一度程度が目安になっているので、まだまだ暑さが続く8月に一度、猛暑が過ぎ成長の活力が必要になる9月中旬くらいがベストなタイミングです。
園芸店やホムセンやネットでも手軽に購入できるので、活用してみて下さいね。私が使っているのは「リキダス」という商品です。SNS等で他のタニラーさんも紹介していましたので、参考にしてみるといいと思います。
さいごに
今日は、多肉植物の夏バテについてご紹介しました。まだまだ暑い日が続きますので、多肉もですがみなさんも夏バテには気をつけて楽しい多肉ライフをお過ごしください。