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【河内長野市】青い車両通行止め?千代田駅前の踏切に謎の標識を発見、その正体と意味を調べてみました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

交通標識は、車を運転する人にとっては絶対に理解しないといけないものです。公共交通派はそこまでと思いつつも、事故に遭わないためには交通標識を理解することは重要ですね。ところで、先日、見たこともない交通標識らしきものを見つけてしまいました。

場所は南海千代田駅のすぐ南側にある踏切です。この踏切に、見慣れない交通標識のようなものを見つけたのです。

それはこちらです。踏切を渡ろうとすると見えました。線路内についているので一般人は意識する必要がありませんが、見たところ車両通行止めのようなマークが並んでいます。

拡大しました。上のほうは赤いもので車両通行止めのマークと思われますが、青いものがあります。何を意味するのかとても気になってしまいました。

すると、反対側にも同じ標識があります。千代田駅のすぐ手前なのに車両通行止めはどう考えてもあり得ないと思いましたが、踏切から一般車両が右折か左折して線路内に入るのを禁止していると考えればあながち間違いではない。

ちなみに道路標識の車両通行止めはこちらの標識です。似てはいますが、斜め線が反対なのでどうやら違うようです。

ということで、赤いほうも一般的な車両通行止めの標識ではありません。ということは赤色も含めて謎のままです。いったい何のための標識でしょうか?

調べると、これは惰行標(だこうひょう)と呼ばれる鉄道標識だとわかりました。標識の意味は、電車を動かす動力を入れずに加速を止めて惰性で走らせる合図のようなもの。

車で例えれば、アクセルを入れるのを止めて、そのまま惰性で走らせるということです。

ただすべての鉄道会社共通ではなく、この標識は南海電車のものとのこと。赤いほうが特急用で、青いほうが急行用で、その他黒い各停用があるそうです。

各停用がこの場所に無いのは、千代田駅の駅前なので駅に向かうほうは止まるためにブレーキ踏むでしょうし、駅から出るほうは加速する必要があるから恐らく各停用は無いのでしょう。

ということで、千代田駅南側の踏切にある謎の標識の正体を調べました。マニアでもない限り撮影などしないかもしれませんが、どちら側も踏切の外で撮影できるので、踏切の中では立ち止まらないようにしましょう。

千代田駅南側の踏切近くにある惰行標

住所:大阪府河内長野市楠町東、千代田南町

アクセス:南海千代田駅から徒歩1分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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