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【京都市】右京区 圧巻の紅葉『神護寺の地蔵院』特別ご開帳と「期間限定御朱印」授与♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の高雄山にある『神護寺』は、平安京造営の推進者であった和気清麻呂がこの地に、月輪寺など愛宕五坊の一寺として高雄山寺を創建したことが始まりです。

青空と紅葉 · 錦秋の三尾の一つの寺として、紅葉の季節には観光客が絶えません。JR東海さんのポスタ「そうだ、京都、行こう」のロケ地としてもよく知られている場所です。

国宝薬師如来がいらっしゃる「金堂」へと続く階段が特に有名な場所で連日カメラを片手に紅葉の姿を撮影する方が多くいらっしゃいます。そして、その先をさらに進むと「地蔵院」と「かわらけ投げ」の発祥の地があります。

圧巻の紅葉に囲まれた「地蔵院」には「世継地蔵」と称される地蔵菩薩像が安置されています。「地蔵院」は、江戸時代に建立された塔頭でしたが、1900年に再建され、「地蔵菩薩(世継地蔵)」を祀られていますが、平常は非公開。

皇室の方が何度か訪問されて、隣の書院(迎賓館)でお茶を嗜まれ、かわらけ投げをされていたニュースを覚えている方もいらっしゃるのでは?その後、お世継ぎを授かったことでも知る人ぞ知る、パワースポットと崇められています。

その「地蔵院」が11月12日から20日の期間、特別にご開帳されています。平常は非公開の「書院」(迎賓館)もこの期間だけ特別に拝観できます。「書院」では「時代劇の小道具展」が開催!「神護寺」は時代劇の映画やドラマの撮影地としても知られており、その映画などで実際に使われた小道具を間近で見れるだけでなく、体験コーナーとして実際の小道具を持ちながら写真を撮影することも可能!

また、国宝「源頼朝」像や北条政子の書状(レプリカ)なども特別にご住職により飾られたものが見れますよ!尼将軍政子の姿も見れますし、盛りだくさんの催し♪

この期間に限り、「書院」にて「地蔵院」の特別御朱印も授与されています!紅葉がついていてとっても素敵♪300枚限定ですのでお早めに!子宝、子授けのお守りやお札などもご授与されていますよ♪

この「地蔵院」や「書院」では、谷崎潤一郎が住んでおり「春琴抄」を執筆したことでも知られています。

雨上がりの「書院」からの景色
雨上がりの「書院」からの景色

また、室町時代にお坊さんによって始まったかわらけ投げが、ここ「神護寺」が発祥地。そのかわらけ投げが元々行われていたのが、「書院」だったとかわらけの売店の方がおっしゃってました。

弘法大使空海さんや最澄が住んでいたことでも知られる「神護寺」さん。とっても紅葉が綺麗で、「世継ぎ地蔵」さまも特別ご開帳で、皆様に手を合わせてもらえることで喜んでいらっしゃいますね♪

(週末はJR東海の特別シャトルバスも運行されていますのでご確認の上、是非ご利用ください)https://recommend.jr-central.co.jp/oshi-tabi/parts/modal_list_141.html

高雄『神護寺』大師堂で「板彫弘法大師像」御開帳&「世継ぎ地蔵」と「小道具展」♪

高雄「神護寺」
住所: 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
電話番号: 075-861-1769
拝観時間: 9:00~16:00

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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