これで見つかる!「将来の夢がない」人の進路が決まる意外な方法
多くの学校で三者面談が開催される時期となりましたが、話の中で「進学」や「就職」について聞かれる機会も多いでしょう。
しかし、中学生や高校生になっても将来の夢が見つからず、進路に悩む生徒もいるようです。
そこで今回は、元高校教師の私が「将来の夢が見つからない」という状況や「進路決定で悩んでいる」場合の意外な対処法について解説していきます。
中学生や高校生になっても「将来の夢が見つからない」は大丈夫?
中学生や高校生になっても将来の夢が見つからないという状況は、決して珍しいことではありません。
焦る必要はありませんし、ご家族の方も焦らせるような行動を取るのは避けるべきです。
むしろ、将来の可能性を模索するための貴重な機会と捉えることが大切です。
将来の夢が明確でない場合は、以下の対処法を試してみてくださいね。
将来の夢は「やりたくないこと」「苦手なこと」を糸口に
進路を決める際には、「自分が好きなこと」や「将来やってみたいこと」といった切り口から職業を探すのが基本です。
しかし、このような方法はすでに小学校や中学校で何回も実施されてきたことだと思います。
にも関わらず、「将来の夢がない」「なりたい職業がない」という生徒が一定数いるのです。
そうなってくると、この方法では問題が解決しないことになります。
そこでおすすめしたいのは、「やりたくないこと」「苦手なこと」を中心に考えるやり方です。
人間は、「やりたいこと」や「自分が得意なこと」よりも「やりたくないこと」「苦手なこと」を見つける方が案外得意だったりします。
そのため、「やりたくないこと」「苦手なこと」をピックアップして職業の選択肢を絞っていくと、進路選択の方向性が見えてくるかもしれません。
実践!「やりたくないこと」から職業探し
実際に、どんな例が挙げられるのかを簡単にご紹介します。
例えば、
- 人と極力関わりたくない
- 土日祝日は仕事をしたくない
- 実家から出たくない
といった「やりたくないこと」から職業を探してみましょう。
「人と極力関わりたくない」から見つける仕事
例えば、「人と極力関わりたくない」ということであれば、まず接客業などが選択肢から外れます。
さらに、必要最低限のコミュニケーションで済むような職業を見てみると、その中に「これならやってみたいかも」「自分でもできそう」と将来の夢が見つかるきっかけになるかもしれません。
【人と関わらなくて良い職業例】
清掃員、工場の作業員、プログラマー、エンジニア、データアナリスト、ライター、デザイナー、イラストレーター、オンラインコンテンツクリエーター、アプリ開発者、ビデオ編集者、デジタルマーケター、翻訳者、エンジニア、製品テスター、ロボット工学者、写真家、園芸家など
「土日祝日は仕事をしたくない」から見つける仕事
休日は自分の趣味を楽しみたいので「平日以外は絶対に仕事をしたくない」ということであれば、看護士やアパレル販売員といった仕事が選択肢からなくなります。
【土日祝日が休みの職業例】
公務員、完全週休2日制の会社員、ライターなどのフリーランス業など
※公務員でも場合によっては土日祝日が出勤あります
「実家から出たくない」から見つける仕事
中には、「実家から出たくない」という子どももいます。例えば自炊ができない、洗濯や掃除ができない、家族と離れたくないなど理由はさまざまですが、そういったことからも案外職業は絞れるものです。
【実家から通える職業例】
実家から通える場所にある会社など
このように、「やりたくない」「苦手」といったことを糸口に進路選択をする方法もあります。
「やりたいことがない」「特になりたい職業がない」と悩んでいる場合は、
「やりたくないこと」「苦手なこと」からの職業探し
をぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私はこれまで中学校と高校で教員として勤めてきましたが、現在は「YORI先生」として教育系ライターとして活動しています。
今後も育児や学校生活に役立つ情報を積極的に発信していきますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。