子どものお手伝いを習慣化させるコツ
こんにちは、ピッグママです!
夏休みも始まり、早くも家での過ごしかたに頭を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。用意する食事や飲み物の量も増え、1日中家事と子どもの相手に追われがちな夏休み。手を抜けるところは抜き、有意義な夏休みを過ごしてみては?
さて今回は、1児の母でありチャイルドコーチングアドバイザーの資格を持つ私が実践している『子どものお手伝いを習慣化させるコツ』をご紹介したいと思います!
家事を頑張る目的をつくる
まず最初に、家族それぞれに1日でやらなきゃいけない家事を割り振ります。例えば、洗濯・料理はママ、洗い物・掃除はパパ、部屋の片付け・配膳は子どもなどと全員が同じ数の家事をするようにします。全員が同じ数の家事をやることで、対等な関係性が生まれます。そして、自分の担当の家事が終わったら、各自好きに過ごしていいということにします。
各自が自由に過ごせる時間を確保することで、その目的のために家事を早く済ませてしまおうという気持ちになります。多少いい加減だと思ったとしても、汚れが落ちてればいいかと各自のやりかたに干渉しないことも大切です。洗濯の干しかたや食器の洗いかたなどにこだわりがある場合は、それは自分がやり他の家事を子どもやパパに任せましょう。
1人で頑張らずに、家事は全員で平等にやろうというスタンスが大事かと思います。細かいことは気にせず、各自に任せることで家事の負担を減らしましょう。全員で家事をする時間と自由に過ごせる時間のメリハリがあるといいですね。
ゲーム感覚を取り入れながら家事をする
子育てのしかたに正解はないですが、子育てのゴールは子どもの自立です。親元を離れ生活していくためには、互いに自立する必要があります。そのために私たち親は、日々できる限りのサポートをしていることと思います。
自分の洋服を畳む・収納にしまうなどの身の回りのことから、まずは自分でやらせてみましょう。子どもが幼いときからちょっとずつやらせてみて、『自分の身支度は自分でやる』を習慣づける。それが自立への第一歩だと思います。
「前よりキレイに畳めるようになったね!」などとモチベーションを保ち、やる気がないときは「少し手伝おうか?」などとサポートする姿勢が大切です。慣れてきたら、どっちが早く畳めるか競争してみても、楽しいかもしれません。先に畳み終わったほうが、好きなお菓子を選べるなどとゲーム感覚でさらに景品があると頑張れそうですね。
献立を家族で考える
夏休みになると、毎日3食の献立を考えるのが苦で仕方がないという親御さんも多いかと思います。私も献立を考えるのが家事の中で1番苦手でした。いろいろと試行錯誤をして辿りついたのが、ジャンルを決めてあとは家族でメニューを考える方法です。
朝食は、ご飯と味噌汁に漬物のセットで、ご飯にかけるおかず(納豆、卵、ふりかけなど)を各自で選んでもらうスタイルにしています。
昼食は、麺類・カレー・炒飯をローテーションにしています。麺類はそうめん・うどん・パスタ・ラーメン・焼きそばなどと変えてしまえば、同じ麺類でも、5日分の昼食の献立が決まるのでだいぶ楽かと思います!カレーは多めに作って、冷凍しておくと便利です。
夕食は、月曜:和食、火曜:中華、水曜:洋食、木曜:韓国料理かエスニック、金曜:魚料理、土曜:カレーかシチュー、日曜:ホットプレート料理(お好み焼き、焼肉など)と料理のジャンルを決め、食べたいメニューは家族からリクエストを聞く。
「何でもいいや。」と言われたり、食べたいメニューが思いつかないときは、肉野菜炒めにしています。献立を決めてもらうだけでも、1つ負担が減るのではないでしょうか。他人の苦労は経験してみないとわかりずらいものです。家族の食の好みを知れたり、健康状態も伺えるいい機会になることでしょう。
便利グッズや家電の力をかりる
料理や家事を効率的に行うためには、時短アイテムの力をかりるのも1つの手です。子どもにお手伝いをさせる際に、包丁を使わせるのが怖いなどとハードルが高く感じてしまうこともあるかと思います。そういった際には、みじん切りカッターなどの便利なグッズを使うなどして、家事のハードルを下げてみましょう。
丼などの一品料理で済ませてしまうときもあるかと思いますが、子どもにはなるべくバランスよく栄養のあるものを食べさせたいですよね。一汁三菜という言葉があるように、おかずを3品作りたいところですが、毎日作るとなると結構面倒なもの。そういうときは、1品は袋惣菜に頼るなど手が抜けるところは抜いてもいいでしょう!
冷凍のカット野菜も時短になり便利ですよね。お子さんが包丁の使いかたに慣れてきたり、やってみたいという意欲が出てきたタイミングで一からやらせてみてもいいでしょう。買い物は多くのことを経験できます。買い物メモを作る、商品を探す、支払いをする、袋詰めをするとタスクが多いので、見守りながら子どもに任せてみるのもいいかもしれませんよ。
お掃除ロボットや食洗機、洗濯機などはどういうプログラムがされているか考えてみる。普段当たり前に使っている家電を観察してみる、もしこの家電がなかったらなにをどう代用する?などと考えてみる。そういったアイデアが自由研究の対象になるかもしれません。
お小遣いは家事の対価
お子さんにお小遣いをあげている親御さんは多いかと思います。社会に出ると労働に対しての対価が、給料として支払われますよね。これをお小遣いにも適用してみてはどうでしょうか。
生活していくためには、お金が必要。お金を得るためには、仕事をする。ということを家庭で教えるには、お小遣いは最適な方法かと思います。ボーナスを設けることで、頑張りに対して評価される環境をつくる。もらったお金でどうやって毎月やりくりするのかも学べます。
お小遣いって何歳からどのくらいあげたらいいのか悩みますよね。小学生に進級するタイミングであげることが多いかと思いますが、実は5~6歳から始めるのが最適と言われています。
子どものお小遣いに関しては、以下の書籍をご参考にしてみてください。マンガなどを交えてとてもわかりやすく解説してあります。
参考文献:
『最新版子どもにおこづかいをあげよう!』西村隆男監修、藍ひろ子著、主婦の友社、2020年