日本の「STAP特許出願」終了のお知らせ
「"STAP特許出願"まだ粘るようです」という過去記事で、小保方氏やバカンティ教授等を発明者とし、ブリガムアンドウィミンズ病院(ハーバード大)を出願人とするいわゆる「STAP特許出願」(特願2015-509109)拒絶査定後に、拒絶査定不服審判が請求されたと書きました。
しかし、実は、この拒絶査定不服審判は7月10日付けで取下げられていました(タイトル画像参照)。過去記事は7月18日に公開してますので、実はその時点では既に取下げられていたことになります(見落としすみません)。
結局何がしたかったのかよくわかりませんが、長官指令が出ていることから審判請求料を払ってなかったのかもしれません。憶測でしかないですが、期日になっても出願人と連絡が取れないので、安全策として料金未納で請求だけしておいたのかもしれません(あまり褒められた話ではないですが実務上はやらざるを得ないケースもあります)。
いずれにせよ、現時点で分割出願の情報もないのでこの特許出願は日本においては権利化が断念されたと言ってよさそうです。
これだけの話なので、前記事への追記にしようと思いましたが、日本のSTAP特許出願はまだ粘っているのだとの誤解が広まるのは避けたいので独立した記事にしました。