規格外の“歌怪獣”・島津亜矢が中島みゆき、レディー・ガガ、美空ひばりの名曲を圧巻パフォーマンス
“歌怪獣”・島津亜矢が3人のアレンジャー、最強バンドとの一夜限りのセッションに“降臨”
演歌歌手・島津亜矢といえば“歌怪獣”という異名をとるほど、その圧倒的な歌で多くの人を魅了してきた。“歌怪獣”という呼び方には、島津が演歌だけにとどまらず、ポップスを中心にジャンルを問わずチャレンジし、“島津の歌”として表現、感動を届けているというリスペクトが込められている。昨年12月30日には「第60回 輝く!日本レコード大賞」で、企画賞を受賞したアルバム『SINGER5』から、「First Love」(宇多田ヒカル)を歌い、12月31日の『第69回NHK紅白歌合戦』では、「時代」(中島みゆき)を披露し、共に大きな反響を呼んだ。さらに昨年はジャズの祭典『サマージャズ』に初出演し、ジャズにも初挑戦するなど、いい意味で貪欲に新たな道を切り拓いていっている。
そんな島津が、“時を超えた、ここでしか聴くことのできないサウンド”がコンセプトの音楽番組『Sound Inn “S”』(BS-TBS)に登場。服部克久、島田昌典、坂本昌之の3人のアレンジャーと共に、圧巻の歌を披露している。今回は“歌怪獣”というニックネームの名付け親・マキタスポーツとの、“歌声の秘密と本音”をテーマにした対談を軸に、番組が展開されていく。
「紅白歌合戦」で話題を集めた、中島みゆき「時代」をフルコーラスで披露
「時代」は、紅白でもアレンジを手がけた坂本昌之と再びタッグを組む。「フルコーラスを聴きたい」というファンからのリクエストに応え、情感豊かに約4分、美しいストリングスが印象的な演奏をバックに、フルコーラスで歌った。歌の強さはもちろん、その表現力の素晴しさは、まさに息を飲むほどだ。
“歌怪獣”の名付け親、マキタスポーツとホンネ対談
島津の移動車の中で進む、マキタスポーツとの対談では、島津の素顔がどんどん引き出され、歌を歌っている時の島津とのギャップを楽しむことができる。マキタスポーツは島津というシンガーについて、「歌に対して謙虚な気持ちをいつも持っている。ちゃんと歌の良さを届けている」と、その姿勢を高く評価している。
レディー・ガガ「Shallow」を、圧倒的な表現力で披露
島津が、レディー・ガガ主演の映画『アリー/スター誕生』を観て感動し、是非歌いたいと今回挑戦した「Shallow」は、島田昌典がアレンジ。「英語の歌を歌うことができたら、カッコいいだろうなとずっと思っていました。かなり練習しましたが、演歌とはリズムが全然違うので、苦労しました」と島津は語っているが、キーの幅も広く難しいこの楽曲を、見事に表現。島田も「和と洋を合わせた、新しいジャンルのようでした」と絶賛していた。
服部克久と、敬愛する美空ひばりの名曲にチャレンジ
島津が尊敬してやまない美空ひばりの名曲「愛燦燦」を、生前の美空を知る音楽家・服部克久のアレンジで披露。ストリングスとダブルハープの音色が、美しいメロディと島津の歌に、最大限にスポットライトを当てたアレンジが印象的だ。島津も服部の期待に応え、強く、そして柔らかに名曲を歌い切った。島津は美空について「演歌に限らずどんなジャンルの歌も、ひばりさんの世界にしていらっしゃるのがすごいです。まだまだ足元にも及びませんが、一歩でも近づけるように頑張っていきたいです」と、今、自らが歩んでいる道は、大目標でもある偉大な先輩へと続いていることを、教えてくれる。
「枠を取り払って、これからも色々な歌にチャレンジしていきたい」
全ての収録を終えた島津はホッとした表情を見せ、「すごい先生方の指揮を目の前にして、心を揺さぶられるような演奏を聴きながら歌うのは、よほど心が強くなければできないと思いました(笑)。演歌歌手ではありますが、こうじゃなければいけないという考え方は取り外して、与えられたものにどんどんチャレンジしていく心を忘れずに頑張りたい」と、この日のセッションで、シンガーとしての決意を再確認したようだ。
どんな歌も着物で「心のままに歌う」島津の、素晴らしいパフォーマンスが堪能できる『Sound Inn “S”』は、4月20日(土)18時30分~BS-TBSでオンエアされる。