弾道ミサイル防衛:SM-3ブロック2Aの試射に成功
2015年6月7日、日米共同開発中の弾道ミサイル防衛用大気圏外迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」の発射試験が成功しました。アメリカのカリフォルニア州ポイントマグー射撃場で実施されています。この第1回目の地上発射試験は飛行とノーズコーン分離の試験であり、迎撃試験ではありません。
SM-3ブロック2Aは弾体の直径が53cmとなっており、従来型SM-3ブロック1A(直径34cm)よりも大型化しています。射程や射高などの性能は2倍近くに達していると推定され、中距離弾道ミサイルまでの迎撃が余裕を持って可能であり、限定的な条件では長距離弾道ミサイルの迎撃を試みる事も可能とされています。イージス艦や陸上型イージス(欧州配備)から運用され、2018年に実戦配備予定です。