「苦しい展開が続いて厳しいシリーズだった」「しっかり振り返らなくてはいけない」藤井聡太棋聖コメント
藤井聡太棋聖「(永瀬拓矢挑戦者が先手で相掛かりに)序盤からあまり前例の少ない展開になったんですけど。ちょっとそうですね、こちらが歩損する形でまとめ方が難しいのかなと思ってやっていました。そのあと、飛車交換で終盤になったんですけど、ちょっとこちらの玉が薄い形が続いたので。うーん、そうですね、形勢がわからないまま指している局面が多かったと思います。(最終盤の86手目)△3六銀と出たところで、こちらの玉が寄らなければ、と思いました。(五番勝負を総括して)1局目、2局目とかなり苦しい展開が続いて。厳しいシリーズだったのかな、と思います。(十代最後の公式戦で勝って棋聖戦3連覇)結果が出せたのはよかったですけど、ただやはり、厳しい戦いだったと思うので、そこはしっかり振り返らなくてはいけないな、と思います」