買った「豚こま肉」をそのまま冷凍しないで!保存の手順・解凍方法も解説
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お手頃で多用途な食材と言えば、「豚こま肉」を挙げる人も少なくないと思います。炒め物から煮物まで、様々な料理に使える万能食材ですよね。
ところで、「豚こま肉」をまとめ買いしてパックのまま冷凍してしまうことはありませんか?
実は、その方法は改めた方が良いかもしれません。
そこで、パックのまま豚こま肉を冷凍してはいけない理由と、オススメする冷凍保存方法についてご紹介します。
なぜ、そのまま冷凍するのはNGなの?
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「豚こま肉を購入して、パッケージごと冷凍していますか?」
この保存方法は見直した方が良いかもしれません。
容器が冷凍できないものも!
豚こま肉のパッケージやそのラップには、それぞれ耐冷温度が存在します。
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耐冷温度とは、パッケージやラップがどれくらいの寒さまで保つことができるかを示す温度です。
自宅にあるラップのパッケージを見てみてください。耐冷温度が記載されているはずです。
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私の持っているラップには「-60度」と書かれていました。これは「-60度」まで使用可能という意味です。
スーパーや肉屋で売られている豚こま肉のパッケージやラップがどこまでの冷たい温度に耐えるかは不明です。
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そのため、購入したパックのまま冷凍するのは避けた方がいいです。
もしパックのまま保存したいならば、店員にパッケージやラップの耐冷温度を聞いてみることをおすすめします。耐冷温度が「-30度」なら、家庭の冷凍庫で保存可能です。
【補足】家庭の冷凍庫は、マイナス18〜マイナス20度程度に設定されています。
肉汁(ドリップ)は臭みの元!
豚こま肉を冷凍保存する際には、肉から出た水分、つまりドリップも一緒に冷凍されます。
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このドリップは臭みの原因となります。そのため、豚こま肉をそのまま冷凍保存するのはおすすめしません。
そのまま冷凍、解凍して使用すると、豚こま肉の美味しさが損なわれてしまいます。豚こま肉を冷凍保存する際は、ドリップを取り除いてから保存しましょう。
おすすめの冷凍保存方法2つ
豚こま肉は、特売の時に大量に購入することはありませんか?
パックのまま冷凍してしまうと、使いたいときに一度に全てを解凍しなければならなくなり、とても不便です。
私がおすすめする保存方法については次の通りです。
冷凍方法1:1食ずつ小分け冷凍
1)豚こま肉をラップ(冷凍対応)に1食分ずつ小分けにします。
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2)食品用保存袋(冷凍対応)に1)を入れます。
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3)冷凍庫で保存します。
少しの手間はかかりますが、安心して美味しく豚こま肉をいただけますよ。
冷凍方法2:味付けして冷凍
1)食品ポリ袋(冷凍対応)にお好みの量の豚こま肉を入れます。
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2)お好みの調味料を加えて味付けします。
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(私は、玉ねぎ、にんじんなどの野菜を加えて、焼肉のタレ、醤油タレなどで味付けしています。)
3)調味料を豚こま肉にしっかりと揉み込みます。
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4)食品ポリ袋(冷凍対応)の空気を抜いて口をしっかりと閉じて、冷凍庫で保存します。
こうすることで解凍したら味付けすることなく、焼くだけでメインディッシュの出来上がりです。
下味を付けて冷凍することで、お肉に調味料が染み込みやすくなるメリットもあります。
解凍方法は?
解凍するときは、普通に冷蔵庫や室温で解凍しても大丈夫です。
しかし、急いで解凍したい場合は、食品用保存袋に入れて流水で解凍することをおすすめします。
この方法は電子レンジで解凍するより時間はかかりますが、レンジ解凍より豚こま肉の温度変化を抑え、自然解凍よりも早く解凍できますよ。
まとめ
今回は、豚こま肉の冷凍保存の方法をご紹介しました。
1)1食ずつ小分けにしてラップ(冷凍対応)をして、食品用保存袋(冷凍対応)に入れて冷凍保存
2)食品ポリ袋(冷凍対応)に豚こま肉を入れて、調味料を加えて下味を付けて冷凍庫で保存
気になる方は、ぜひ試してくださいね。
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