【都城市】巳年に行きたい白蛇と絶景が見られる神社。昔は高崎の『日向前田駅』から歩いてお参りしていた。
こんにちは、Yahooニュースエキスパートで都城市と三股町の情報を発信しているベーグル犬885です。
皆さんはどのようなお正月を過ごしましたか?
本日は巳年にちなんで霞神社についてご紹介します。初詣でとしてだけではなく、ゆっくり行ってみると良いと思います。
1. 霞神社とは
霧島山麓の自然豊かな地に佇む由緒ある霞神社は、初詣や例祭の折には、県内外から多くの参拝者が訪れるパワースポットとして知られています。
本道
約700段の階段
情緒ある杉並木
本殿
本殿の手前にはロウソクや線香を置く場所があり、参拝者が捧げます。神社なのに?お寺みたい?と不思議な光景でした。
こちらは昔の神仏習合名残との事です。
同じ神社でもお参りの仕方にはその土地ならではの習慣の違いがあるのですね。尚更昔から大切にされてきた信仰の拠り所だったことを感じます。
御朱印にはへびの絵が描かれています。
馬頭観音・豊受神社
本殿の後ろ側の展望台の前には馬頭観音と豊受神社があり、農業や家畜の神様が祀られています。
この近くの岩の周辺に野性の白蛇が生息していて、運が良ければ見ることができます。
あるテレビ番組の撮影のクルーと遭遇しましたが、そのクルーの1人は、11月に来た時に遭遇したそうです。他の方は何回も初詣で来ているが、遭遇したことはないそうです。
本当に見たことがある人の話を聞いて初めて『本当に棲息しているんだ…』実感しました。
岩の周辺に棲息しているとのことですが、見ることはできず。といっても蛇は怖いので見れなくてよかったというホッとした気持ちもありますが…。
展望台
とにかくここから見たパノラマが最高でした。
地元の方には見慣れた風景かもしれませんが、私にとっては都城市内から車で40分の距離に都城盆地の景色とはまた異なる、素晴らしい景色を見渡されることができる場所があるとは驚きでした。早朝には霧がかかることも多く、幻想的な景色が楽しめるのも魅力の一つだそうです。
境内には東京から訪れた田中澄江さんという有名作家が詠んだ歌碑もあり、その景色に感動した様子が伝わってきます。
白蛇様について
霞神社に生息する“白蛇様”は、体長30–40センチほどの小さな蛇で、『三国名勝図会』(天保14年刊)にも記されています。この蛇は霧島六所権現の使神とされ、白蛇に出会えた人は神縁を得るとされています。
蛇は神殿裏の岩窟に生息しており、環境に適応して保護色となり、数種の色に変化するため発見は難しいようです。
私が訪れた際には残念ながら見ることができませんでしたが、参拝者の中には白蛇を目撃したという方もいました!
神主さんのお話では、「見る人は何回も見るし、何十回来ても見られない人もいる」とのこと。不思議な白蛇に出会えるかは運次第のようです。
霞神社へのお参りエピソード
昔、霞神社への参拝が農家の嫁たちの楽しみの一つだったそうです。何故なら農業や家畜の神様である豊受神社・馬頭観音があるため、普段は厳しい舅たちも、霞神社に行きたいと言えば許してくれたとの事。
当時は車はなく電車。日向前田駅で降りて歩いて登っていたそうですが、友人や家族と行くお参りは楽しい小旅行であり、リフレッシュできる場だったのかもしれません。
参道の脇にある今は少し侘しさを感じるレトロなお土産屋さんも、昔は流行品などが並んでいて賑やかだったのかもしれませんね。
こちらの駐車場は50台ほどで近隣の道も狭く、初詣の時は毎年大変な混雑になりますが、平日はとても穏やかで静かな空気に包まれた場所です。
巳年の今年(2025年)ぜひのんびりと訪れてほしい宮崎県高原町のパワースポットです。
霞(かすみ)神社
所在地: 〒889-4413 宮崎県西諸県郡高原町後川内1553−1(Googleマップ)
アクセス:吉都線(JR)高原駅から車で約10分
吉都線(JR)日向前田駅より徒歩約30分
九州自動車道高原ICから車で約10分
駐車場: あり(50台)
主な祭典行事: 4月15日: 春の例祭
8月1日: 夏祭献灯祭
10月15日: 秋祭
※場所は高原町になりますが、市境であり最寄り駅は都城市なので都城の情報として発信します。