【郡山市】老舗の味をリスペクト、郡山ブラック系ラーメン店「たもや」
全国トップクラスのラーメン店激戦区で誕生した「郡山ブラック」とは?
漆黒のスープが印象的な醤油ラーメン、郡山ブラック。その歴史は明治時代に郡山駅前で創業し、かつて存在していた「ますや食堂」の醤油ラーメンが元祖と言われており、その味をベースとして市内のラーメン店へと広がっています。
何を隠そう、郡山市は人口1人当たりのラーメン店舗数が全国トップクラスの激戦区。黒い独特のスープが各種メディアで「郡山ブラック」として紹介されたことがきっかけで注目されるようになりました。確かにラーメン店多いかもしれませんね。しかしこのことは、ラーメン好きの私にとって嬉しい限り。「ああ、郡山に住んで良かったなぁ」と心から思う理由の1つでもあります。
今日のランチはどうしようかな。どういうサイクルか自分でもわかりませんが、ときどき無性にたべたくなる郡山ブラック。そうだ、中華そば「たもや」さんへGO!
郡山南インター線沿いにあり、内環状線との交差点の少し先に店舗があります。以前は焼き鳥屋さんの店舗でした。
開店当初から注目の中華そば「たもや」
オープンは2020年8月で、当初から郡山ブラック系のラーメン店として注目されていました。初訪は恐らくおととしの11月頃だったような・・・。その時もどんどんお客様が入って来て、オーダーしている間にもチャーシュー麺が完売になった記憶があります。今日は平日だから大丈夫かな。
暖簾をくぐると、完売したメニューをお知らせするボードがあります。今日はトッピングのメンマが完売のようです。わかりますよ、トッピングは煮卵よりメンマ増量派です。しかも、こちらのメンマ美味しいんです。
席に座ると、ドーン。わかりやすいメニューが置いてあります。ひときわ目立つネギ飯。しかも私の後に入って来たお客さんが「ネギ飯(300円)」をオーダーしていました。うーむ、興味をそそられましたが、麺とライスはさすがに私の年齢では食べ過ぎです。ここは王道の「たもやブラック(850円)」オンリーにします。
お味は醤油ラーメン一択ですが、女性や年配の方には嬉しい「たもやブラック 小盛り(650円)」もあります。結構ご年配の方もお越しになっていて、どんぶり1杯食べきれないけどラーメン食べたい需要にもちゃんと応えているんだなと感心したものでした。
私もダイエットのために小盛りにしようと思いつつ、まだオーダーしたことはありません(笑)。そんなこんなを考えながら待つことしばし。
ストレート麺、ももチャーシュー、漆黒のスープは案外あっさり系
「お待たせしました~」の声に思わず微笑んでしまいました。そろそろ来るかなと気配を感じてはいるのですが、「待ってました!」的な反応は恥ずかしいので、知らんぷりをしています。しかし、顔が緩んでしまうのは致し方ありません。
そうこのスタイルです。まあまあ油脂分が多めのスープに見えますが、食べてみると案外あっさりなんですよね。たもやさんではブラックペッパーの他に七味も置いてあります。
麺はストレート。漆黒のスープの色が麺に絡んでこれぞ郡山ブラックですね。箸がどんどん進みます。チャーシューはモモ肉を薄めにスライスされていますが大き目で十分食べ応えがあります。メンマもいい感じです。うま~っ。
少しだけオーナーの田母神さんにお話を伺ったところ、特別修業をせずに独学で開業したとか。それでこの味にたどり着いたのですから、相当郡山ブラックが好きなんだろうなと思います。そして、田母神さんをここまで駆り立てたのは、今はなき郡山ブラックの元祖、あの老舗の味のようです。
店内はカウンター席とテーブル席、個室になっている座敷があります。とにかくゆったりとしたスペースなので、居心地が良いです。お子さん連れでも安心ですね。
駐車場は16台停められますが、土日はあっという間にいっぱいになってしまうので、早めの時間帯の来訪がおススメです。今日もごちそうさまでした。
【店舗情報】中華そば「たもや」
住所:〒963-0119 福島県郡山市巳六段221
電話:024-907-0186
営業時間:11:00~15:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:毎週木曜日、第4水曜日
席数:36席 全席禁煙(喫煙所は外にあり)
駐車場:あり(16台)
公式サイトURL:なし