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王将リーグ全局終了! 藤井聡太竜王(19)全勝はならず 近藤誠也七段(25)殊勲の残留

松本博文将棋ライター
(記事中の雅俗作成:筆者)

 11月24日10時。東京・将棋会館において第71期ALSOK杯王将戦・挑戦者決定リーグ最終戦の3局がおこなわれました。結果は以下の通りです。

藤井聡太竜王(5勝1敗)●-○永瀬拓矢王座(4勝2敗)

羽生善治九段(4勝2敗)○-●糸谷哲郎八段(0勝6敗)

近藤誠也七段(4勝2敗)○-●豊島将之九段(2勝4敗)

広瀬章人八段(2勝4敗)は先に全局終了

 5連勝ですでに挑戦を決めていた藤井竜王は19時39分、101手で永瀬王座に敗れました。王将リーグが現行の7人制になって以来、7回目の全勝は達成できませんでした。

 残留決定戦となった近藤七段と豊島九段の一戦は19時38分、109手で近藤七段勝利。見事に残留を決めています。

 残念ながらリーグ陥落となった豊島九段は来期、二次予選からの出場となります。

 来期リーグの順位は以下の通りです。

1位:七番勝負敗者(渡辺明現王将か藤井挑戦者)

2位:永瀬拓矢王座

3位:羽生善治九段

4位:近藤誠也七段

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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