《これは何だ!?》もちもちねっとり!米でもパンでもない、ネパールのフシギな主食を体験【横浜市鶴見区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
霊峰エベレストのお膝元、ネパール。
ネパールのお食事と言ったら、ライス・豆のスープ・おかずといった定番の定食「ダルバート」が有名ですよね。
今回紹介するのは、もちろんダルバート・・・ではなく。
ネパールの人から愛される主食、「ディド」がいただけるお店です。
ネパール料理が好きな方や、いつものナンとカレーに飽きて本格を求めたい方には必見ですよ!
そのお店は、「Asian restaurant and bar Mandala」さん。
位置的には京急鶴見駅の東口を出て徒歩2分といったところでしょうか。
細い路地が入り組んだところにあります。
鶴見周辺はネパール料理のお店がたくさんありますが、今回紹介するのはそのうちの一軒です。
階段を上がって2階に行くと、店内はテーブルがたくさん並んでいます。
天井の青色が、空が綺麗なネパールを思い起こさせてくれるような気がしてホッとしますね。
お客さんは何人かいましたが、日本人はみうけん1人だけでした。
4人がけテーブルは5卓くらいあり、つなげたり離したりすることで人数を調整することも可能です。
まずはメニューを一瞥。
ごはん、豆のスープ、おかずがセットになったダルバートももちろんあります。
それでも、ナンとカレーが好きなんですっ! と言う方も安心。
きちんとナンとカレーのセットも揃っていて、選択肢が様々あるのは嬉しいですよね。
◆ディドセット(1300円)
今回紹介するのは、冒頭でも触れたディドセット。
チキンカレーorマトンカレー・ダル(豆)カレー・ディド・タルカリ・サラダ・ムラコアチャール・トマトアチャール・グンドゥルック・ギー・パパド・ヨーグルトとメニューにはありますが、必ずしもこの通りではないそうです。
ヨーグルトはカレーにかけても、カレーの代わりに使っても。
ギーは澄ましバターの事で、主食にかけると味と香りがグッとグレードアップ。
そして、えんどう・カリフラワー・グリンピースの和え物。
ほのかにカレー風味で食欲をそそります。
生野菜は、きゅうり・にんじん・レモン。
豆と野菜の和え物は、旨味と酸味のバランスが実に良いです。
ムラコアチャールは大根と人参。
シャキシャキな食感が小気味よく、意外と辛みがあって食欲を刺激します。
小松菜の炒め物は、優しい味付けながらシャキシャキな食感がよい!
オレンジ色のペーストは、甘さの後にしっかりと辛さとフルーティさがあります。
では、いよいよ主食「ディド」に向き合いましょう。
ところで、ディドってなんだ?
そう思って、みうけんもスタッフさんに確認したところ「日本ソバガキ、同じネ」とおっしゃっていました。
なんと分かりやすい回答!
ただ、現地ではトウモロコシの粉なども使うようです。
食べてみるとまさに「そばがき」なんですけれどね。
スプーンですくってみると、ねっとりしたペースト状。
ものすごく柔らかいお餅のような食感で、噛んでいくと力強い穀物の香りと風味を感じます。
とはいえ、全く味付けをしていないか、せいぜい塩だけの風味なので、これだけを食べすすむ物ではないのでしょう。
そこで、カレーの登場です。
辛さは「辛口」でお願いしました。
今回いただくのは、個人的に大好きなマトン。
そして緑色が鮮やかな豆のスープ。
その間にはサックサクなパパドです。
まずは豆のスープから。
このスープはお代わり自由です。
豆の優しい甘さを感じ、後からジンワリと汗ばむ辛さ。
プチプチと広がる豆の優しい食感に、これこれ!これを食べに来たの! と叫びたくなる美味しさです。
もっちもちで優しい味のディドとも、相性はピッタリ。
優しい味と優しい味の組み合わせで、ホッコリする美味しさです。
続いてはマトンカレーをいただきます。
酸味とフルーティさを兼ね備えたマトンカレーは、個人的に大好きなカレー。
マトンがゴロゴロと入っているのも嬉しいですよね。
脂身の部分も多いので、軟らかくて実にジューシー。
ディドを浸していただくと、ガッツーンと響く爽やかな辛さのカレーに、優しくてもっちもちなディドがよく合います。
うーむ、お米もナンももちろん美味しいですが、このディドというものは珍しさもあってか、ついついハマってしまう美味しさ。
ディドを3分の2くらい食べたところで、ニコニコと近づいてくるスタッフさん。
「ごはん、お代わりイカガでーすカ?」
いえ、太ってしまうので・・・いただきます!!
もう、この時ばかりは・・・カロリーはこの後に剣道の稽古で消費するので、きっと大丈夫でしょう。
ディドも美味しいですし、白米も豆スープとの相性は抜群です。
そうこうしていると、ニコニコな女性スタッフさんが豆スープも追加してくださいました。
このお値段で、このサービス感と満腹感は、まさにオトクと言うしかありません。
◆◇◆後記◆◇◆
カレー、豆スープ、ディドまたはライス。
これらを食べるときに、いろいろなおかずを乗せて食べるのもまた一興です。
もちろんカレーとご飯だけで食べてもよし。
その味を楽しんだら、次はレモンをかけたりヨーグルトをかけたり。
パパドをかじりながら食べるもよし、シャキシャキなおかずを乗せてもよし。
その組み合わせのバリエーションは多岐にわたり、いろんな味変が楽しめます。
本場ネパールの人たちは、このワンプレートを手で混ぜて、指を器用に使って食べます。
食べるときの「食感」だけではなく、「触感」も楽しみながら食べるという考え方や、せっかく命を賭して我が身となってくれる愛おしい食べ物に、フォークを刺したりするなんてかわいそう、というのがその理由だそう。
まさに、慈悲の国、自然と共に生きてきた国なんだなぁと思います。
この「Asian restaurant and bar Mandala」さん、少ない人数でものすごく丁寧にお料理を作ってくださいます。
特にディドは「少し時間かかりマス」との事で、この日も30分待ちました。
ゆっくり過ごす休日などに、ゆっくり食べる優雅なお食事に。
世界を広げたい皆様に、オススメの一食です。
お試しを!
Asian restaurant and bar Mandala (Rettyページ)
045-710-0196
横浜市鶴見区鶴見中央4-18-5 大友ビル 2F
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。