3月も半ばを迎えて、かなり暖かくなりましたね！ここから1〜2ヶ月、お散歩を楽しむのに最適なシーズンを迎えます。

梅の名所である「名古屋市農業センター delaふぁーむ」を訪れた帰り、なんだかとても雰囲気のある神社を見つけました。

その名前は「針名（はりな）神社」。平安時代に創建された由緒正しい神社で、境内地は約1万2000坪を有し、名古屋市内でも有数の規模を誇っています。

境内が本当に広く、一面緑に包まれており、これほど"神秘的な鎮守の森"が名古屋にあったことに驚きました。

気持ちの良い木漏れ日を浴びながら、ゆったりと参拝をします。

現社殿・社務所・手水舎等は、昭和天皇即位五十年の奉祝記念事業として竣工されたのだそう。とても立派な作りで、思わず見入ってしまいました。

境内には梅の花も咲いていました。小さく可愛らしい白い花は、春の穏やかな青空に映えます。

中でも気に入ったのが、南側の参道です。鬱蒼とした階段から、太陽に照らされる鳥居。まるで別世界への境界線となっているような、ミステリアスな面持ちでした。

境内には、稲荷神社にある千本鳥居も。この規則的な並びをくぐると、なんだか心が整う気がします！

春になったからか、境内のあちらこちらで野鳥のさえずりが聞こえてきました。実は針名神社一帯は、野鳥が見られる森として、密かに知られています。

木から木へ飛び移っている元気なムクドリを撮影できました。

境内には小さな庭園も整備されています。春らしい優しい緑に見入ってしまいました。

ということで、ふらっと立ち寄った「針名神社」で、ふと癒しの散策を楽しむことができました。

名古屋の都会に暮らしていて、なかなか自然と感じにくいと思っていましたが、ディープな視点で探してみると、とっておきの場所に出会えたりします。そして、そこにはまだ知らなかったローカルな歴史が垣間見えることも多いです。

名古屋の深掘りが楽しい、今日この頃。次はどんな場所に出会えるのか楽しみです！