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藤井聡太竜王(20)銀河戦決勝トーナメント進出なるか? ブロック最終戦で高見泰地七段(29)と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 11月1日。第30期銀河戦・本戦Gブロック最終戦、藤井聡太竜王(20歳)-高見泰地七段(29歳)戦が放映されます。

 本局は7月29日に収録されています。

 高見七段はここまで佐々木大地六段(現七段)、中村太地七段、久保利明九段、木村一基九段に勝って4連勝です。佐々木七段も同じ4連勝で並んでいますが、同じ連勝数であれば上の山から出場の高見七段が決勝トーナメント進出となります。

 高見七段は最終戦で勝てば勝ち残り者、負ければ最多連勝者として決勝トーナメントに進みます。

 藤井竜王は本局に勝てば決勝トーナメント進出。負ければ敗退となります。

 藤井竜王は2020年、史上最年少18歳で優勝を達成しています。

 公式戦における両者の過去の対戦成績は、藤井竜王の2連勝です。

 2018年の第1回AbemaTVトーナメント(個人戦、三番勝負)では高見叡王が1勝したあと、藤井七段が2連勝しています。(肩書は当時)

 両者はともに居飛車党。高見七段得意の矢倉など、相居飛車の将棋が予想されます。

 2021年の第4回ABEMAトーナメント(団体戦)では藤井リーダーが伊藤匠四段(現五段)と高見七段を指名。チーム藤井(最年少+1)は優勝を果たしています。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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