11時〜12時の1時間限定〈セット炒飯が100円というバグった価格〉知る人ぞ知る福岡の醤油ラーメン店
麺は、京都の有名な製麺所「麺屋棣鄂」謹製。モチッとした食感がたまらなく美味しい個性的な麺を、思う存分楽しめる黒と白の2種類の「醤油らぁ麺」が人気のお店。西鉄天神大牟田線の「大橋駅」の西口から徒歩で数分ほどの立地。豚骨王国といわれる福岡の地でもラーメン激戦区として知られる福岡県福岡市南区の「大橋」。その一角に醤油らぁ麺専門店〈らぁ麺 麦造〉が存在する。
開業は2020年なので今から4年ほど前。もともとは長浜ラーメンのお店があった場所に、リブランディングという形で「醤油らぁ麺専門店」を新たに開業。定期的に新作の限定麺を提供し、いつも話題になる人気店。そんな創作意欲の高さを誇る個性豊かなお店だ。
この日は、11時過ぎの営業開始まもない時間の訪問で、すでに先客が多数。今回のお目当ては季節限定麺のため、券売機での選択はなく、夏季限定で昼営業のみの「冷やしらぁ麺」を口頭で注文。
店内は、左右両サイドにカウンター席が10席ほどあるシンプルな構成。お一人様やお二人くらいがちょうどいい感じだ。そのカウンター席の空いた席へ座ると、後客も続々と訪れ、程なく満席になり、外にも待ち客の列ができ始めた。
11時〜12時限定のセット炒飯が人気
早い時間に並んでも〈麦造〉に訪れたい理由。一つ目はもちろん、黒と白の「醤油らぁ麺」や、季節限定や期間限定の「らぁ麺」であることは間違いない。もう一つ理由があるとすれば、開店時間の11時からお昼ちょうどの12時までの1時間限定で、らぁ麺類を注文すると「セット炒飯」が僅か100円で注文できるという特別お得なメニューがあるから。
この日も、ほぼすべてのお客さんが「セット炒飯」を注文するという人気ぶりを実感。午前中に訪れる機会があれば、美味しいらぁ麺とともに、ぜひこのお得なセットもおすすめしたい。(※ワンオペ等の際は時間が掛かる場合もありますので時間と心に余裕をもってお越しください)
キンキンに冷えた煮干し系スープを堪能
そして今回のお目当てを待つこと少々。配膳された「冷やしらぁ麺」は、白醤油ベースのスープに、煮干しなどの乾物由来の旨みをしっかり閉じ込めた一杯で、猛暑が続く中、キンキンに冷えたスープの旨みをたっぷりと感じながらいただく至福の時間が最高にうれしい。
麺の個性とスープの個性を生かした連帯感
麺は、京都の有名な製麺所「麺屋棣鄂」のモチッとした口当たりの麺が、冷たいスープでキュッと引き締まった食感でたまらなく美味しい。
スープの個性と麺の個性を楽しむ
その麺に負けない個性的かつ多彩なスープが、ここ〈麦造〉の誇らしいところ。麺とスープの一体感というよりも、どちらも個性的な部分があり、それぞれの力を発揮させる連帯感のような個性。それらを思う存分楽しむことができる品々になっている。
黒と白のフラッグシップ醤油らぁ麺
現在は「塩らぁ麺」もラインナップに追加され、時期時期に限定麺も多く存在するけど、開業当初は「黒醤油らぁ麺」と「白醤油らぁ麺」の2種類のみというシンプルなメニュー構成でスタート。2種類とも美味しく、いつも券売機での発券の際に迷っていたので、最初の頃は、黒と白を交互に食べるローテーションにしていた。
黒・白どちらも丸鶏のほか、鶏ガラや豚骨、昆布や椎茸などの旨みをギュッと凝縮したスープをベースに、黒醤油は複数の濃口醤油をベースにブレンドし火入れの時に節や魚の煮干しから摂った出汁をプラス。醤油本来の旨みを味わいたい人にとてもおすすめしたい。
白醤油は複数の薄口醤油に白のたまり醤油と白醤油をブレンド。火入れの際に魚介の節や煮干し、干し貝柱などの出汁をプラス。白醤油は純粋なスープの旨みを楽しめるので、特に初めて食べられる方にはとてもおすすめ。
体感してほしい「チャーシュー増し」
豚バラの脂身を削ぎ落とし丁寧に処理されたチャーシューは、見た目もキレイにカットされ、整えられた美しさと、肉々しさを併せ持つ逸品。その美味しさを強く体感したい時は「チャーシュー増し」を推したい。また、低温調理された鶏胸もいい感じにしっとりしていて麺とスープにとてもマッチしている。
最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線の「大橋駅」西口より徒歩2分ほど。福岡市の副都心「大橋」エリアの好立地なので、福岡の中心街「天神」から特急電車に乗り数分で到着するという訪れやすい場所。近くにお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りください。
らぁ麺 麦造
住所 :福岡県福岡市南区大橋1丁目16-17
[地図]
営業時間:11時00分〜15時00分(平日)
:17時30分〜20時00分(平日)
:11時00分〜16時00分(土日祝)
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり
要確認 :らぁ麺麦造(※インスタグラム)