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間もなくゴング! WBCヘビー級6位vs.WBO同級12位

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:ロイター/アフロ)

 WBCヘビー級6位のディリアン・ホワイトとWBO同級12位のジャーメイン・フランクリンとの一戦のゴングが間もなく鳴る。場所は英国、ロンドンのウェンブレー・アリーナ。

 米国には21戦全勝14KOの29歳、フランクリンが、28勝(19KO)3敗の35歳、ホワイトを踏み台とするような空気が漂っている。

 フランクリン自身も鼻息荒く語る。

 「ヘビー級において真っ向から打ち合い、俺の実力を示すいい機会だ。素晴らしい内容のキャンプを終え、相手をキャンバスに這わせてやる。ヤツに引導を渡すぜ。けっして俺を上回るような選手じゃない」

 ホワイトは3敗しているが、アンソニー・ジョシュア、アレクサンデル・ポベトキン、タイソン・フューリーと、いずれも世界王者に就いた選手との対戦における黒星だ。

 「ヤツが過去に誰と戦ったかなんて、どうだっていい。ホワイトはジョシュアとの再戦を目指しているようだが、俺と戦う以上、そのチャンスはこちらが頂くよ」(フランクリン)

 フランクリンを手掛けるSalita Promotionsのボス、ディミトリ―・サリタもまったく同じ心つもりのようだ。

 さて今夜、生き残るのはどちらか?

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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