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イ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネら韓国美女ゴルファーたちの「オボイの日」とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
キム・ハヌル(写真提供=KLPGA)

本日5月8日は、韓国で“オボイの日”と呼ばれている。

「オボイ」とはアボジ(父親)とオモニ(母親)を合わせた言葉で、「両親」を意味する。日本の「母の日」や「父の日」と同様に、両親に感謝する日というわけだ。

そんな“オボイの日”を迎えて、両親に格別な感謝を伝えているのは、韓国女子ゴルファーたちだろう。というのも日韓で活躍する韓国女子ゴルファーたちは、両親との二人三脚でゴルフを続けているといっても過言ではないからだ。

キム・ハヌルのミニスカは父の提案!?

例えば、5月6日に日本メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制した申ジエも以前、“オボイの日”に両親のプレゼントを購入している姿を韓国メディアに報じられたことがあった。

その申ジエと最後まで優勝争いをした “ホット・シックス”ことイ・ジョンウン6も、父親の影響で小学2年生からゴルフを始めたという。交通事故で車椅子生活を送っている父に、ゴルフの賞金で電動車椅子をプレゼントした話は韓国で有名な話だ。

また、昨年の同大会を制したキム・ハヌルも「“オボイの日”を前に、良い親孝行ができた」とコメントしていた。キム・ハヌルの父親は、彼女のデビューから2010年までキャディを務めていたほどだ。

さらに今ではキム・ハヌルのトレードマークともいえるミニスカートをプレー中に履くように提案したのは、他でもなく彼女の父親だというのだから興味深い話だろう。

(参考記事:イ・ボミとの“ミニスカ対決”でも負けていない!! 美女ゴルファー、キム・ハヌル

韓国女子ゴルファーたちが“オボイの日”を大切に、つまり両親を大切にしてやまないのは、父母の支えの中でゴルフをしてきたからに他ならない。

韓国女子ゴルファーを支える両親

韓国を代表する美女ゴルファー、キム・ジャヨンの父親は韓医学の医者で、娘のためにスポーツ医学や栄養学を学んで健康管理役を務めているとのこと。

アメリカ女子ツアーで活躍するキム・ヒョージュの父親にいたっては、娘が中学3年生で韓国代表に選ばれたときに事業をたたみ、試合を転戦する娘に帯同して運転手役や調理師役を買って出たというのだからすさまじい。

イ・ボミと父親との話もゴルフファンにとっては有名だろう。

2年前に彼女がリオ五輪出場に最後までこだわったのは、他でもなく亡き父を思ってのことだった。

生前からイ・ボミを支えており、彼女の師匠チョ・ボムスも「現在のイ・ボミを作ったのは間違いなくご両親の熱意でしょう」と語っていたほどだ。

(参考記事:イ・ボミと名物コーチの二人三脚物語/運命の出会い

セクシークイーンの両親も…

また今週の「ほけんの窓口レディース」に出場するアン・シネの両親も、彼女を支えているようだ。

アン・シネにとって日本ツアー3戦目となった昨年の「アース・モンダミンカップ」には、両親が韓国から駆けつけた。ラウンド中、母は娘に間食を差し入れるなど、積極的な応援をしているところを目撃した。

実際にそのおかげもあってか、アン・シネは「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」41位タイ、「ほけんの窓口レディース」予選落ちという結果のなかで、同大会では16位タイと当時の日本での自己最高成績を収めている。

アン・シネ自身、事あるごとに両親から力を得ているようだ。

韓国デビュー当時、まだ一般的なゴルフウェアが主流だったなかで、ミニスカートをはいていたアン・シネには「格好ばかりに気を使っている」といった心ない言葉が浴びせられたが、そんなときも母は「私はかわいいと思う」と彼女を勇気付けたそうだ。

(参考記事:セクシー女王アン・シネのミニスカ姿には“禁断のジンクス”が関係していた!!

そんな両親だからこそアン・シネ自身も、「両親が見ているなかで優勝カップを掲げたことが一度もないんです。ですから、近いうちに必ず両親の目の前で優勝カップを掲げたい。それが私の今の目標です」とインタビューで語っていた。

いずれにしても日韓で活躍する韓国女子ゴルファーを支えている両親たちのエピソードは枚挙に暇がない。

それだけに“オボイの日”である今日は、多くの娘が両親に感謝を伝えることだろう。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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