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3月に入り、いよいよ本格的な春を迎えようとしていますね。

桜の花を見て春を感じる方も多いと思いますが、実は魚の中でも春に旬を迎えることから「春告魚」と呼ばれる魚たちがいます。

そこで今回は、そんな春告魚と、春に旬を迎える絶品な魚たちについて紹介します！

北の春告魚

実は「春告魚」という名前の魚がいるわけではなく、地域によって「春告魚」という言葉が刺す魚は変わってきます。

まず北の「春告魚」として有名なのは、ニシンです！

ニシンは北海道など水温の低い北方に生息する魚ですが、北海道では春の訪れを知らせる魚として、ニシンの産卵時期になると現地のテレビなどでも毎年報道されています。

ニシンといえば年末のにしんそば等が有名ですが、今回紹介したいのはニシンの刺身！

ニシンの刺身は身も柔らかく脂がたっぷり乗っているので、口の中に入れると下の上でとろけて何とも言えない幸福感に包まれます。

僕は釣り人として今までいろんな刺身を食べてきましたが、ニシンの刺身の美味しさはその中でもトップクラス！

北海道ではニシンを堤防から釣ることもできますが、ニシンを釣るために漁港にズラリと人が立ち並ぶ姿は圧巻です。

ニシンは傷むのが早く、限られた地域でしか食べられないのですが、この時期の北海道に立ち寄った方はぜひ食べてみてください！

関東・関西の春告魚

関東・関西で春告魚と呼ばれるのは、釣りの人気ターゲットでお馴染みのメバルです！

メバルも春が旬の魚で、産卵のために浅場に集まってきます。

小さな魚ですが魚の旨味がギュッと詰まった魚で、刺身にして食べるとほんのりと上品な甘さがあり、煮付けや味噌汁にしても絶品です！

ただしメバルは成長が遅く、たくさん獲りすぎてしまうといなくなってしまうので、たくさん釣れても持ち帰るのは1-2匹程度など、自分の中でルールを決めて楽しむのが良いと思います。

春に旬を迎える絶品な魚たち

ここからは春告魚とは呼ばれないものの、春に旬を迎える絶品の魚たちを紹介します！

サクラマス

この時期の美味しい魚として知ってもらいたいのが、サクラマスです！

サクラマスという魚をご存知の方は少ないかもしれませんが、実はこちらはヤマメが海に下って大型化した魚のことで、北海道などでは2-6月頃になると産卵のために海から川に戻ってきます。

捌いてみるときれいなオレンジの身をしていて、脂がたっぷり乗った身は鮭のようなしっかりとした旨味が口いっぱいに広がります！

釣り物としても大人気で、メジャーなポイントではサクラマスを求めて全国から釣り人が駆け付けズラリと人が立ち並ぶほど。

この時期の北海道に立ち寄った際には、ぜひ食べてほしい魚です！

サワラ

春に旬を迎える魚として、忘れてはならないのがサワラ！

漢字で書くと「鰆」と書くように、春に旬を迎える魚で、この時期は主に関西で食べられています。

特に脂のたっぷり乗ったサワラの炙りは絶品で、炙りの香ばしさと贅沢な脂が口いっぱいに広がり、一度食べると病みつきになること間違いなし！

サワラも傷むのが早いので刺身で食べられる機会はなかなかないと思いますが、釣りでも非常に人気なターゲットなので、興味があればぜひ狙ってみてください。

いかなご

いかなごはマイナーな魚だと思うのですが、兵庫県では非常に人気のある魚で、この味が染み付いている方も多いのではないでしょうか？

いかなごといえばやはり、いかなごの稚魚を砂糖、醤油、生姜などで煮詰めて味付けした「くぎ煮」。

柔らかいいかなごの稚魚を、甘辛く煮詰めたくぎ煮をご飯の上に乗せて食べると、冗談抜きでご飯が何杯でも食べられる気がします。

ごく一般的な家庭料理で、春に住宅街を歩いているとふわっと香ってくるいかなごのくぎ煮の香りで、春を感じている方も少なくないのではないでしょうか？

今回は春に旬を迎える絶品な魚たちについて紹介しました！

どの魚たちも本当に美味しいので、気になる方はぜひ食べてみてください。

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