本格的過ぎると話題の100均ワーム、その開発秘話が凄すぎた
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ルアーやワームを始め、今や釣具屋顔負けの品揃えを見せるセリアの釣具。
安いだけでなく取り扱う商品のレベルも年々上がっているのですが、中でも特に異彩を放つ商品があります。
それがこちらの8面体ジョイント型ワーム。
パッケージにも『釣果テストによるオリジナルの設計構造』と記載があり、数あるセリア釣具の中でも力の入れ具合が違うのがよくわかります。
実はこちらの商品、SNSなどでも釣れると話題になっていて、実際に使用してみたところライトゲームが苦手な筆者でもアッサリと釣れてしまうほど。
このクオリティの高すぎる100均ワームの正体を解き明かすため、今回は製造元のメーカーに取材をしました。
ワームを製造しているのは?
8面体ジョイント型ワームを製造しているのは、岐阜県にある明成株式会社。
釣具の製造を行っている会社で自社でも釣具を販売している他
セリアと共同で日本製釣具シリーズを展開しています。
今回は8面体ジョイント型ワームの開発担当者の方に詳しくお話を伺いました。
8面体ジョイント型ワームの誕生秘話
8面体ジョイント型ワームを担当した方は自身も根っからの釣り好き。
鮒や鯉釣りから始まり、バスやシーバス、ロックフィッシュ、ライトソルト等、様々なジャンルの釣りをされています。
日々釣りをしながら「もっとこうしたら釣れるかも…」「なぜ釣れる?(釣れない?)」と常に自問自答したり、時には既存ルアーを改造したりすることで、こんなルアーがあったらいいなというアイデアを形にしているそうです。
今回の8面体ジョイント型ワームは、世のアジ・メバル用ワームは円筒形が多い中、プラグのフラッシングのように『ワームでもフラッシングと波動を両立させたい』という想いから
頭からしっぽまで全て平面での形状をデザインして、かつ8面体の連結により、アクションした時にギラギラとアピールする構造体が誕生したと言います。
取材の中で見えた「釣れる」理由
8面体ジョイント型ワームの魅力はパッケージにも記載がある通り『釣果テストによるオリジナルの設計構造』とテストを繰り返している点ですが、では具体的にどのようにしてテストが行われているのでしょうか?
開発担当者の方に尋ねてみると、ただ自身で試作品を釣り場で試すだけでなく、ワームの素材配合別に
- アクションの違い
- 使用感
- 耐久性
- カラーごとの魚からの反応の違い
などを細かくチェックしつつ、海の状況なども変えて何度も釣行を重ねた上で、納得のいく形に仕上げていくそうです。
さらにテストはここで終わらず、納得がいく試作品ができた段階で地方のテスターの方にサンプルをお渡しし、フィールドや対象魚ごとに使用感、サイズ感などを様々な海のコンディションで試しながらフィードバックしてもらうことで調整を行なっています。
これだけ緻密なテストが行われているのだからこそ、ライトゲームが苦手な筆者でもアッサリと釣れてしまうというのも頷けますね。
セリアの8面体ジョイント型ワームの詳細や使用感については以下の記事で紹介しています。
これを当然、売価が100円と決まっている中で予算内に収めたということも、この8面体ジョイント型ワームの凄さを際立たせているポイントです。
セリアの日本製釣具シリーズには8面体ジョイント型ワームの他にも
シュリンプワーム2.5インチも同様にしてテストを繰り返して製造されています。
今後の商品展開
明成株式会社の担当者にセリアの日本製釣具の今後の商品展開について伺ったところ、現時点で既に何パターンかの新商品を試作中とのことです。
自社工場で試作、生産できる強みを生かし、さらに「MADEIN JAPAN」「オリジナル」にこだわって、リリースしていけたらと日々努力していきたいとのことでした。
今回はセリアの釣具の中でも特に異彩を放つ「8面体ジョイント型ワーム」について紹介しました。
釣り人の方はセリアの釣具コーナーに立ち寄った際には、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?
※掲載商品は取材時点のものであり、取り扱いのないものがある場合がございます。
※「8面体ジョイント型ワーム 2.5inch マリンブルー5P」については廃番の為、店頭在庫のみ