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【松戸】揚げたてがたまらない! 古民家に佇むドーナツ屋さんdoughmaker(ドーメーカー)

sayaパンとお菓子のフォトライター

最近千葉にもドーナツ屋が増えてきて嬉しい限りだ。ひと昔前はドーナツ屋さんといえばミスドがクリスピークリームの二択。都内にはおいしいドーナツのお店であふれているというのに...とその二大巨頭の看板のどちらかを潜るのだった(おいしいんだけどね)

そんな千葉にもポツポツとおいしそうなギルティスイーツができていると聞く。そしてついに松戸にキターーーーーーーーーのである。

その名もdoughmaker(ドーメーカー)。都内ではなく松戸にドーナツ屋を出す思いがあり、ドーナツのこだわりようもすごい!

生地(dough)に関わる全てのものを店主が思う良質なものにこだわって、手捏ねでひとつひとつ丁寧に作る人(製造者、職人:maker)として皆様に提供したいと考えています。

早速のぞいてみた。

古き良き古民家を間借り。クラシックとモダンが共存する空間

灼熱地獄のなか、ドーナツのためだけに北松戸から徒歩10分ほど歩いただろうか....。もはや自分を突き動かしていたものは食い意地以外の何ものでもない。閑静な住宅街をしばらく歩くと瓦屋根の古民家が現れた。「隠居屋」という名前らしい。

昔ながらを踏襲した趣深い古民家に西洋のお菓子、ドーナツを売っている和洋折衷がまた良い。

こちらの隠居屋と松戸にある「Tiny kitchen in the counter」というお店と交互に間借りで出店している。詳しくは公式Instagramで最新月を確認するのが確実だ。

車で来ている方に朗報。ちょうど古民家の裏手にパーキングがあるのでこちらに停められます。子連れだと駅から歩くのは結構大変(特に夏場)なので運転するなら車がオススメ。

その場で揚げているので売り切れたら終了。こんな揚げたて食べたことない

店内に足を踏み入れると、油でシュワシュワ揚げ真っ最中のフライパンがどんと私たちを出迎える。なんと多幸感のある匂い。そしてフライパンに敷き詰められた心地良さそうに油浴しているドーナツたちは何ともシュールだ。

店主らしき方がフライパンから揚げたてのドーナツを、私と子どもの分まで1つずつ配ってくれる太っ腹ぶり。

ドーナツの種類は10種類以上。カラフルできらびやかなドーナツが並べられているだけでこんなにも眼福。奥のパウダーはきなこ、シナモン、シュガーの3種類。

ドリンク類も充実していてコーヒーやカフェオレ、キッズ用のジュースまである。

店内でおばあちゃん家のような懐古感を

小上がりになっているイートインスペースはとても広く、開放感たっぷりで急に寝転び出す我が子(笑)夏休みにおばあちゃん家に遊びに来たようなノスタルジーな気持ちに。天国にいるおばあちゃんに会いたい....。

店内用ではカフェオレとキッズミルク、きなことリモンチェッロを注文。レモンの爽やかな酸味を冷たいカフェオレで流し込む。これ以上の幸福が存在するのだろうか、と浸ってしまう。

国産小麦を3種類ブレンドし、手ごねで丁寧につくられているそう。
食べてみるとフワッと繊細な生地、だけどしっかり小麦も感じられ、色々なタイプのドーナツを食べて来たが、これは初めましてのドーナツかもしれない。

いわゆる大量生産型の大手ドーナツ屋さんのはいい意味で画一的。だけどここのドーナツは1つひとつ違う顔がある。それは情熱深い店主がドーナツと対話をしながら揚げているからではなかろうか。

その時々の気温、気圧、天候と相談しながら生地をつくり、「今日の湯(油)加減いかが?」と丹精込めて話しかけているからこそ(知らんけど)の繊細な味。これは唯一無二なドーナツに違いない。

松戸の愛に溢れた店主のドーナツ、おひとついかが?

doughmaker(ドーメーカー)
営業時間
最新の情報は公式Instagramにて
https://www.instagram.com/doughnuts_dm?hl=ja
(ドーナツは無くなり次第終了)
イートイン・テイクアウト可
・つながる古民家 隠居屋 IN kyo-Ya
〒271-0065 千葉県松戸市南花島中町196
・tiny kitchen and counter
〒271-0092 千葉県松戸市松戸1344−16
それぞれ間借りで出店、スケジュールは公式Instagramにて

パンとお菓子のフォトライター

ベーカリーのパン、そしてベーグルを愛してます。 パン屋を通ったら立ち止まらずにはいられません。思わずクンクンしてしまいます。 週末には必ずベーカリーに行きます。ご当地パンも好き。

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