【京都市】伏見区 ~狛龍が拝殿を護るパワースポット~『伏見神宝神社』三種の神器のルーツ十種神宝奉安!
今年の干支である龍。
京都には、龍にちなんだ神社やお寺があります。
「伏見神宝神社」はその中の一つで、パワースポットとして昔より地元の人にも人気があります。
「伏見神宝神社」の読み方は「ふしみかんだからじんじゃ」です、地元では“神宝(しんぽう)さん”とも呼ばれています。
「伏見神宝神社」の創建は平安時代初期で、かつてより稲荷山に祀られております。
宇多天皇をはじめ皇室の信仰も篤かった神社です。
かの有名な「伏見稲荷大社」の千本鳥居のそばの石段を上がっていきます。
5分ほど登った先に鳥居がまた見えてきます。
鳥居の外には、大きな木が出迎えてくれます。
伏見稲荷大社の神域にありますが、摂社・末社ではなく独立した神社です。
主祭は天照大御神で、稲荷大神を配祠、十種神宝(とくさのかんだから)を奉安しています。
十種神宝とは、別名「天璽瑞宝十種(あまつしるしみずたからとくさ)」とも呼ばれる天孫の証となる10種類の宝物で、三種の神器のルーツとされています。
拝殿の前には、左右1対の「狛龍」が鎮座しています。
向かって左が「地龍」、右が「天龍」で、天照大御神の使者として、あらゆる願いをかなえる力があるとされる金色の「如意宝珠」を持ち天と地を行き来しているそうです。
境内には摂社が数多くあります。
そのひとつ「龍頭社(りゅうずしゃ)」には、稲荷山の地主神とされる龍頭大神が祀られています。
祠の横には水の中から姿を表す龍頭像があります。優しく撫でてください、と書かれています。
実は、『龍頭社』に祀られている龍頭大神は、かぐや姫が求婚者のひとりである大納言大伴御行(だいなごんおおとものみゆき)に出した難題、龍の首にある「五色の玉」を持っている龍神さまなのです。
過去関連記事をご参照ください→
『かぐや姫』ゆかりの「神宝さん(伏見神宝神社)」は裏パワースポット!
そのため、「かぐや姫」ゆかりの石碑があります。
かぐや姫が大伴御行に出した難題『龍の首の玉』に因んだ像もあります。
大伴家持の歌碑と像があり、かぐや姫に求婚した大伴御行の子孫にあたると神主さんにお話しを伺いました。
「神宝宮由緒がき」の石碑もありました。『宇宙と人類の繁栄・・・』と書かれています。
さすが、「かぐや姫」ゆかりの神社ですね!宇宙観が半端ないです。
他にも見どころがたくさんあります。
『神 人 子』『恩 地』『天 恵』。
社殿奥の末社には八大龍王大神・権太夫大神・白龍大神の三神が祀られています。
その奥には、井戸がありました。
伏見神宝神社の白菊大神は、水にゆかりの深い神様と伝わります。
洞窟のような祠の紋は十六菊花紋。
素敵な竹林に囲まれた「伏見神宝神社」はパワースポット♪
拝殿右手には、龍にちなんだ「おもかる石」がありました。
右側が男性用で、左側が女性用になるそう。
その裏にある井戸は、奈良にある「石上神宮」と地下水脈で繋がっているとのこと。
なんともロマンに溢れた神宝さん。
龍神様のパワーをいただきに来られる方が跡を立たない、人気のパワースポットですよ♪
伏見神宝神社
住所 京都市伏見区深草笹山町15