オリックスは8打数4安打、東京ヤクルトは6打数0安打。日本シリーズの代打成績
今年の日本シリーズは、僅差の試合が続いている。ここまでの5試合とも、最終的なスコアは2点差以内。第2戦以外の4試合は1点差だ。試合の途中に3点以上の差がついたのも、第5戦しかない。それも、束の間だった。8回表にオリックス・バファローズが1点を加えて5対2としたが、その裏に東京ヤクルト・スワローズが山田哲人の3ラン本塁打で同点に追いついた。
ただ、両球団の代打成績には、大きな違いがある。オリックスは、8打数4安打だ。四球と犠打を含めると、10打席中6打席で「成功」している。第1戦にアダム・ジョーンズが選んだ四球と、第3戦に若月健矢が決めた送りバントは、どちらもそのイニングの得点につながった。また、4安打中3安打は、それぞれ1打点。スティーブン・モヤが第1戦と第5戦にそれぞれホームランとタイムリー・ヒットを記録し、第5戦はジョーンズもホームランを打っている。
一方、東京ヤクルトは、6打数0安打だ。外野まで飛ばしたのは、第5戦の川端慎吾だけ。いい角度で上がったものの、伸びなかった。
第6戦(とあれば第7戦)はオリックスのホーム・ゲームなので、DHがあり、投手に打順が回ってくることはない。東京ヤクルトの高津臣吾監督が代打を告げることは、ないかもしれない。結果が出ていないだけでなく、第3戦~第5戦の代打は、5度とも投手に代わる起用だった。
オリックスは、第3戦以降の7度中2度が野手に代わる起用。第6戦以降のスターティング・ラインナップには、DHと一塁手として、ジョーンズとモヤの2人を並べることもできるが、少なくともどちらか一方を代打要員としてベンチに残しておく手もある。T-岡田が一塁、ジョーンズあるいはモヤがDHだ。
ちなみに、第1戦と第2戦のDHは吉田正尚が務め、ランヘル・ラベロがレフトを守った。DHがない第3戦~第5戦は、吉田がレフトの守備につき、ラベロの出番はなかった。ジョーンズは5試合とも代打として出場し、4打数1安打、1本塁打、1打点、1四球、3三振。モヤの出場は、代打が3試合(第1戦、第4戦、第5戦)、一塁が2試合(第2戦、第3戦)。代打では、3打数3安打、1本塁打、2打点。先発出場は、6打数1安打、3三振だ。