4階級制覇王者vs.元WBCライト級チャンプ
8月20日、スーパーフェザーから4階級を制したエイドリアン・ブローナーがフロリダのリングに上がる。2019年1月19日にマニー・パッキャオに敗れ、昨年2月に再起して以来となる1年半ぶりのファイトだ。
対戦相手は、元WBCライト級王者であるオマール・フィゲロア・ジュニア。32歳同士の戦いとなる。SHOWTIMEでの放送も決定した。
オハイオ州シンシナティ出身で、34勝(24KO)4敗1分けのブローナーは言う。
「フィゲロアをKOしてやるぜ。ヤツは汚い戦いをするよな。いつもおぞましいファイターだと思って見てきた。あいつのパンチが俺にクリーンヒットするとは思えない。まぁ当日を楽しみにしてくれ。俺もぶっ倒れるまで練習しているから、オマーもやっておけよ」
パックマンだけでなく、アントニオ・デマルコ、ポール・マリナージ、マルコス・マイダナなど、トップファイターと対戦してきた。そのキャリアをいかに生かすか。
28勝(19KO)2敗1分けのフィゲロアも話した。
「自分の人生において、新たな章が始まる。特に、今の自分はメンタルが充実している。それが何よりも大事なことだ。精神が安定しているからこそ、ベストを尽くせる。いま、100%ボクシングに集中しているんだ。試合当日が待ち遠しいよ」
WBC暫定ライト級王者だったフィゲロアが正規チャンプとなったのは、ブローナーが同タイトルの防衛戦を行わないことを問題視したWBCがタイトルを剥奪したからこそだった。
その後もブローナー戦の予定はあったが、なかなか実現には至らなかった。また、フィゲロアもロバート・ゲレーロ、ヨルデニス・ウガスといった名のある選手と打ち合っている。
生き残るには負けられない元チャンピオン同士の戦いは、どんな展開となるだろうか。