Yahoo!ニュース

大谷翔平のここからのホームランは44本目が前年タイ、46本目は自己最多タイ。47本目や49本目は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 30, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月30日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、8回表にホームランを打ち、シーズン43本塁打とした。

 今シーズンのホームランは、さらに増えるはずだ。ドジャースは、レギュラーシーズンが終わるまでに、あと27試合を行う。

【プラス1本】

シーズン44本塁打/通算215本塁打

 次にホームランを打つと、シーズン44本塁打は、本塁打王を獲得した昨シーズンの本数に並ぶ。昨シーズンの最後の1本、44本目のホームランは、ロサンゼルス・エンジェルスの127試合目に記録した。

【プラス2本】

シーズン45本塁打/通算216本塁打

 マイク・トラウト(エンジェルス)のシーズン本塁打は、2019年の45本が最多だ。この年、トラウトは、3度目のMVPを受賞した。大谷は、あと1度受賞すると、トラウトと同じ3度。もうすぐ、そうなる可能性は高い。

【プラス3本】

シーズン46本塁打/通算217本塁打

 今のところ、大谷のシーズン本塁打は、2021年の46本が最も多い。3年前は、両リーグでもア・リーグでも3位。ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)の2人に、2本差をつけられた。今シーズン、ゲレーロJr.は27本塁打、ペレスは25本塁打だ。

【プラス4本】

シーズン47本塁打/通算218本塁打

 韓国出身のシンス・チュー(現SSGランダース)は、2005~20年にメジャーリーグでプレーし、レギュラーシーズンの1652試合で218本のホームランを打った。この本数は、アジア出身選手の最多だ。チューのシーズン本塁打は、2019年の24本が最も多かった。

【プラス5本】

シーズン48本塁打/通算219本塁打

 こちらは通算の本数だが、大谷は、北海道日本ハム・ファイターズ時代の5シーズン(2013~17年)に、48本のホームランを打った。

【プラス6本】

シーズン49本塁打/通算220本塁打

 ドジャースの選手によるシーズン本塁打は、2001年にショーン・グリーンが記録した49本が最も多い。ドジャースで1シーズンに40本以上のホームランを打った選手については、数日前の記事、「大谷翔平は41本目を打つと「ドジャースのシーズン本塁打歴代トップ10」にランクイン。1位は49本」にリストを掲載した。

【プラス7本】

シーズン50本塁打/通算221本塁打

 現時点では、盗塁もホームランと同数の43だ。どちらも50に到達すれば、史上初の「50-50」となる。なお、1シーズンに50本以上のホームランを打った選手は、今シーズンのアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が延べ49人目だ。今シーズン、現時点で40本塁打以上は、ジャッジと大谷だけ。50人目のシーズン50本塁打以上に最も近いのは、大谷ということだ。ドジャースの135試合で43本塁打を、162試合に換算すると、51.60本となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事