小倉セントシティの目の前

九州の玄関口、新幹線や特急列車も行き交う「小倉駅」。北九州市の中心ともいえるこの場所で、イニシエ系のラーメン店を発見。小倉駅を出たらすぐ、セントシティという商業施設の目の前にあるのは「ラーメン一龍」。老舗感も漂う店構えで、赤い暖簾に「一龍」の文字がインパクトあります。駅チカの好立地、旅の途中にも訪れやすいお店かもしれません。また、この駅周辺は繫華街でもありショッピングからグルメまで様々なお店が集結するエリア。そこで発見したラーメン屋さん、楽しみです。

店内に入ると、カウンター席と背中合わせにテーブル席。昔ながらのラーメン屋さんという雰囲気で、ランチメニューはお得なセットもあるようで、お客さんの出入りが多いお店です。そしてギョーザやチャーシューをはじめ、一品メニューも豊富なので、ちょい飲みもできちゃいます。

ラーメン（一龍秘伝のタレ入り）

ラーメンメニューは、豚骨をベースに魚介や味噌、そして魚介つけ麵と幅広くあります。ノーマルのラーメンをいただきましたが、「一龍秘伝のタレはいかがですか？」と書いてあったので、「タレ入れて！」と注文。スープの味をこわさないちょっと辛めのタレが丼の真ん中に入っています。

白濁のシンプルで馴染みある豚骨スープ。純豚骨の仕上がりで、ネギにキクラゲにチャーシュー、そして海苔も一枚トッピングされています。北九州のラーメンって、博多とはまた違う雰囲気と魅力があるんですよね。

濃度は控えめで、ほんのり甘さも感じるスープ。塩味も強くなくカエシの味わいが良い感じ広がり、まろやかな仕上がりです。あっさりながらも味はしっかり、コク深さもありながら、これは美味しい。

中細くらいのストレート麵。小麦感もありコシのある食感、スープとの相性も良く味わいも美味しい。麺の硬さは、ふつう or やわ くらいが個人的には好きかも。スープから持ち上げると湯気が立ち熱々でいただけます。

ギョーザ

お昼でしたが、美味しい一品メニューをいただきながら〈ちょい飲み〉いたしました。まずはギョーザ。薄めの皮がパリッと焼きあがり、餡がたっぷりで、ジュワっと肉汁が口の中に広がります。

鶏のたたき

ラーメン屋さんで鶏のたたきがいただけるとは。角切りにされているのも珍しい。歯応え良く鶏の旨味もあり、タレと柚子胡椒でいただくと、これは酒のアテには最高です。

チャーシュー盛合せ

ラーメン屋さんのチャーシューはおつまみに最高。それぞれのお店で、肉感やタレの味わいなど違うので、その味わいを楽しむのも面白い。こちらのお店は、柔らかく醤油ダレの染みた美味しいチャーシューです。

たまごかけごはん

もはや〆にいただきたいメニュー。白ごはんにただ生卵をかけるだけ、なのに美味しい。日本人なら絶対好きなはず。

辛子高菜＆瓶ビール

別皿でいただく辛子高菜。瓶ビールのお供にいただきながら、ラーメンに投入するのも良いです。

縦長にテーブル席が並ぶ店内。壁にはメニューがズラリと書かれています。こう見ると、やはりメニューは豊富。美味いラーメン屋さんで、ちょい飲みしながら〆るのは最高ですね。

九州の玄関口でもある小倉。旅で訪れることもあるかもしれません。大きな商業施設の横の通りですが、昭和の雰囲気を残すノスタルジーな街並み。そんな小倉の街でいただく昔懐かしい豚骨ラーメン。この街を訪れた時は、ふらっと立ち寄りたい、そんなお店です。

ラーメン一龍