ハンドドリップ初心者にもおすすめ!コーヒーの甘さを引き出す磁器ドリッパー
ロンドン発の新進気鋭コーヒー器具ブランド〈OREA(オレア)〉から新たに登場した『セラミックドリッパー』。
同じ磁器素材のドリッパーを展開する〈HARIO〉や〈ORIGAMI〉のものと違い、抽出後半でもドリッパー内の温度を高く保ち、コーヒーの甘さを引き出してくれます。
使い始めて半年ほど経ちますが、使った感想をレビューしていきます。
〈OREA(オレア)〉のセラミックドリッパー。外観レビュー
大きな特徴は、大きく開いた一つ穴「オープンボトム」。コーヒーがスーッと、一定の速度で流れ落ちます。
ペーパーフィルターは、Amazonやコーヒーショップで手軽に買える〈Kalita〉のウェーブフィルターで代用可能。
アクリルベースは取り外しできます。陶磁器製のドリッパーが割れる原因の多くは、ドリッパーベースが原因なんだとか。
それを取り外せるので、落とした際に割れるリスクを軽減できます。
実際にコーヒーを抽出してみて。甘さの要因は...
1杯分の抽出速度は、〈ORIGAMI〉ドリッパーに〈Kalita〉ウェーブフィルターを合わせたときより10秒ほど早かったです。今回はウェーブフィルターを使用しています。
抽出が長引くと、エグ味や雑味の原因に。それが起こりにくいので初心者さんも使いやすいはず。価格は8,910円(税込)とお高めなので、形から入る方には超おすすめです...!
さて、個人的に、他のドリッパーで淹れるよりも甘さが際立つ印象を受けたこちらのドリッパー。その要因は、「抽出後半での保温力の高さ」にあるようです。
本来、ドリッパー内の温度は抽出後半で落ちるのですが、このドリッパーはV60 (セラミック製) の5倍、Kalitaウェーブ (セラミック製) の4.5倍、少ない材料しか使用していないため純度が高く、
最初の2回の注ぎにおけるエネルギーロスを少なくして、抽出後半でより安定した温度状態を実現できるとのことでした。
まとめると、「コーヒー成分の抽出に欠かせない温度を高く保てるから、抽出後半に出やすい甘さをしっかり引き出せる」ということだと思います。
まとめ
こんな感じで〈OREA〉の『セラミックドリッパー』をレビューしてみました。酸味が減るように感じたので、浅煎りコーヒーの酸味が苦手な方にもおすすめです。
逆に、深煎りだと苦味がかなり減ったような。喫茶店で出てくるような、コクと苦味のあるコーヒー好きには物足りないかも。
浅煎り〜中煎りのコーヒー豆に使ってみてはいかがでしょうか。
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