【茶碗蒸し】入れてはいけないNGな食材!失敗する原因に!相性の悪い”意外な食材”とは?
寒い日が続くと温かい茶碗蒸しが食べたくなりますよね。茶碗蒸しの具材は何を入れますか?我が家はエビやカニカマ、かまぼこ、椎茸、長芋、三つ葉あたりを好んで入れています。もちろん美味しく固まります。
しかし、食材によっては固まらなくなり、失敗することもあります。
そこで今回は茶碗蒸しに入れると失敗する相性の悪い食材とその理由について解説します。
入れてはいけない食材=舞茸
茶碗蒸しに「舞茸は入れてはいけません」。なぜなら卵液が固まらないからです。
茶碗蒸しが固まる仕組みとは?
固まらなくなる原因の前に、なぜ茶碗蒸しが固まるのかについて解説しますね。
茶碗蒸しが固まるのは、卵に含まれるタンパク質が熱で変化して、網目のような形になるからです。
この網目の中に水分が閉じ込められることで、プルプルとした食感になります。
舞茸を入れると、なぜ固まらない?
舞茸に含まれるタンパク質分解酵素が、卵のタンパク質を分解してしまうからです。
前述の通り、茶碗蒸しは通常、卵のタンパク質が熱で変化して網目状になり、その中に水分が閉じ込められることでプルプルとした食感になります。しかし、舞茸を入れると、網目状の構造を壊してしまい、長時間加熱しても固まらなくなってしまいます。
実際に試してみた結果!
理論上は固まらないのは分かったけど、本当にそうなの?
そんな疑問を持つ方もいると思います。そこで今回は舞茸を「入れた茶碗蒸し」と「入れなかった茶碗蒸し」で比較してみました。
作り方
1)卵をよく溶く。
2)水、白だし、卵をよく混ぜる。
3)茶碗蒸しの容器に入れる際に卵液を濾す。
4)沸騰したお湯の入っている蒸し器に入れて中弱火で12分加熱する。
【補足:今回はどちらにも三つ葉とカニカマは入れてあります】
舞茸を「入れてない茶碗蒸し」はいつも通りしっかりと中までプルプルになっていました。
しかし、舞茸の「入っている茶碗蒸し」は表面は固まっているような感じですが、中身は液体のままで固まっていませんでした。
理論だけではなく、実際にやってみた結果でも、舞茸を入れると茶碗蒸しが固まらないことがわかりますよね。
まとめ
茶碗蒸しに入れてはいけない食材を紹介しました。舞茸を入れると卵が作る網目構造を壊してしまい、茶碗蒸しが固まらなくなります。
茶碗蒸しを作る際には、舞茸を入れないでくださいね。
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