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子どもにスマホを持たせるときに絶対やるべきおすすめの設定とは? #専門家のまとめ

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
いまや子どもも持っているのが当たり前のスマートフォン(写真:アフロ)

先日、SNSなどを通じて性被害にあった子どものうち、9割がフィルタリング設定をしていなかったというニュースがありました。

そこで今回は、子どもにスマホを持たせる際に、子どもを見守るためにやった方がいいおすすめの設定を紹介します。

ココがポイント

▼iPhoneはペアレンタルコントロールでフィルタリング、スマホやアプリの利用時間の設定と確認、購入を制限する

お子様の iPhone や iPad でペアレンタルコントロールを使う(Apple サポート)

▼「探す」を使うと、学校の登下校時や、休日に遊びに行って帰ってこない子どもの位置情報をリアルタイムに確認できる

iPhoneで位置情報をファミリーメンバーと共有する/紛失したファミリーメンバーのデバイスを探す(Apple サポート)

▼Androidスマホは「ファミリーリンク」から上記で紹介したペアレンタルコントロールや「探す」と同様の機能を利用できる

Android のファミリー リンクで子どものスマホを管理。時間制限や位置情報を共有する方法を紹介(Android)

▼アップルのAirTagを持たせておくと、スマホの電源が切れたり紛失している状況でもある程度の居場所が分かる

アップル「AirTag」は、子供の見守りにも現状ベストな選択になる?【家電製品レビュー】(家電 Watch)

エキスパートの補足・見解

お子さんにスマホを持たせるのであれば、ペアレンタルコントロールやスクリーンタイム、ファミリーリンクなどの親による子どものスマホ利用の制限は必ずやることをおすすめします。

無制限に使えるスマホを持たせると、SNSやYouTubeに依存してしまう恐れが大きくなります。

ただ、そうした結果になるのが怖いからと言って使わせないことも問題です。友達から仲間外れにされてしまうだけではなく、これからの社会についていけない子どもになってしまいます。

大事なのは上記の機能を使って制限しながら、少しずつできることを増やしていくことです。

それらの制限も子どもが高校生になるころには「不便だから解除して!」と言ってくることでしょう。そうしたときは、子どもと話し合って制限の範囲を決めてください。

これを話し合いもせずに「ダメ」とバッサリ切ってしまうと、子どもたちのあいだで共有される「制限をかけられていてもスマホを使う方法」で抜け道的にスマホを使われ、依存症になってしまったり犯罪に巻き込まれたりする恐れが出てきます。

機械が苦手な人からするとなかなか難しいかもしれませんが、子どもに使わせながら親も一緒に学んで行けば良いと思います。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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