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ホークス武田翔太、次戦先発は明日31日の筑後2軍戦に変更

田尻耕太郎スポーツライター
登板前日、約60mのキャッチボールを行うなどして調整した

1軍戦中止に伴うローテの変更

8月ラストのタマホームスタジアム筑後の先発は、武田翔太が務めることになった。

武田は20日の楽天戦(Koboパーク宮城)に先発して5回途中1失点(自責0・勝敗つかず)で降板し、翌日に出場選手登録を抹消されていた。ただ、これは和田毅の復帰に伴って登板機会がなくなったための措置で、31日の日本ハム戦(札幌ドーム)で登録即先発する予定で調整を行ってきた。

しかし、29日の1軍戦が雨天中止となり、投手がそのままスライド。武田は再び登板機会がなくなったために、31日にタマスタ筑後で行われるオリックスとの2軍戦に先発することになった。

予定は2、3回。来週昇格のチャンスあり

カメラを見つけて”目線”を入れる。いつもの茶目っ気で、気落ちしている様子はない
カメラを見つけて”目線”を入れる。いつもの茶目っ気で、気落ちしている様子はない
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予定イニングは2回から3回。1軍で先発するバンデンハークや石川柊太の状態も確認しながら、中5日となる来週9月5日(火)のオリックス戦(京セラドーム)もしくは6日の同戦(ほっと神戸)を見据えたピッチングとなる。

今シーズンの武田は開幕後すぐに右肩違和感を訴えて約2か月半離脱したこともあり、9試合登板4勝2敗、防御率3.30の成績にとどまっている。また、ここ4戦は6回持たずに降板することが続いていた。

フォームを見直し悪癖修正へ

「自分のフォームについては、ある程度固まってきていると思います。ただ、今はノーワインドアップをやめて、セットポジションに変えています。どうしても球を引っ掻いて投げる傾向があったので、それを修正したい」

ソフトバンクは9月以降の日程が緩やかで、現時点では最長4連戦が一度あるのみ。先発投手の頭数が少なくて済むこともあり、31日の登板は2軍戦とはいえ大事なアピール機会となりそうだ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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