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【大阪・心斎橋】5月26日、心斎橋筋商店街に開店!京都の伝統ラーメンを感じさせる醤油スープを味わう

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

駅近の心斎橋筋商店街に5月26日にオープンした王道ラーメン店

 心斎橋駅を中心に、長堀通りを北と南にのびる心斎橋筋商店街。南側はほとんどラーメン店がないのですが、本町駅側の「心斎橋筋北商店街」内には「人類みな麺類」グループの「ラーメン大戦争」やソフトクリームがのったラーメンで話題になった「フラン軒」があり、少し横道に入れば「鶏Soba座銀にぼし店」なども。そんな商店街に2022年5月26日、ラーメン店ができたので行ってみました

 目的のお店である「中華そば まほろば」があるのは、OsakaMetro心斎橋駅から2番出口から徒歩3分ほどの好立地。

 入口は1階にありますが、お店は地下。

 細い階段を降りてフロアに向かいます。

 秘密基地や隠れ家のような感じです。

 なかに入るとかなり広め。カウンター席が中心ですが、テーブル席もあります。

 30席とラーメン店としてはかなり大バコ。人と目を合わせることがない、壁際のカウンター席が多めなのはいいですね。

 ギョウザやからあげといったメニューをそろえるので卓上の調味料も多めです。

 ギョウザ350円、焼き飯550円、からあげ400円、チャーシュー丼450円など、サイドメニューはいろいろあるのですが、中華そばは、実質1種類。

 初訪問なので、右端にあった中華そば(太めん)の御飯セット980円にしました。ランチタイムど真ん中なタイミングだったこともありスタッフの方から「太めんは少し時間がかかります」との説明がありました。

京都の伝統的ラーメンを思わせる豚清湯スープ

 こちらが御飯セット。トッピングなどもシンプルで、なんとなくなつかしさを感じます。

 スープは豚肉と豚骨からとっていますが、ほとんど白濁していない清湯タイプ。しっかりとした醤油ダレを使用しているので、ひと口目で感じるのは香ばしい醤油の風味。そのあとにどっしりとした豚のコクが来て、最後には甘い余韻が残ります。

 麺はキタノカオリを配合した自家製麺。太麺は、しっかり水分のあるツルツル系の弾力があり、同時にもっちり感も。

 大ぶりのチャーシューは2種類あり、1枚ずつ。それぞれの質感と旨みの違いを感じることができます。特に豚バラは脂の甘味もよく、やわらかでした。

 もりっとしたねぎの横には。食感が楽しい太メンマ。

 なつかしいスタイルのラーメンだったので、ごはんがよく合いました。特にチャーシューの豚バラの脂とベストマッチ。

関西人のDNAに刷り込まれたラーメンが味わえる!

 現在のなつかしい系ラーメンといえば、しっかりした醤油の鶏ガラの透明なスープの中華そばをイメージしますが、実は関西スタイルではありません。関東圏では鶏ガラですが、関西では豚がメイン。

 京都のたかばし系や旭(アキラ)系と呼ばれる「新福菜館」や「第一旭」のスープも豚。神戸の「第一旭」や「宮っ子ラーメン」など、歴史あるお店の多くが豚骨や豚肉から作る豚の清湯系スープです。

 そんなことから、豚のスープの方が関西人のDNAに刻み込まれていて、なつかしいと感じるんだと考えています。今回食べたのは、そんなポイントを突いたラーメンでした。王道系中華そばには、白ごはんでなく、焼き飯のほうがよかったかなと思います。

中華そば まほろば
住所/大阪市中央区南船場3-5-22 SAKURA SHINSAIBASHI B1F
電話/06-6245-7788
営業時間/11:00~23:00
定休日/無休
席数/30席

お店のInstagram

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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