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9月26日にリングに上がるWBCミドル級王者、ジャモール・チャーロ

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
双子の兄弟で共に世界王者(写真:Shutterstock/アフロ)

 昨年12月7日にデニス・ホーガンを7回KOで下して防衛に成功したWBCミドル級チャンピオンのジャモール・チャーロ(30戦全勝22KO)が、9月26日にリングに上がる。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20191210-00154156/

 同タイトル4人目の挑戦者は、ウクライナのセルゲイ・デレフヤンチェンコ(13勝10KO2敗)。

 先日行われた記者会見で、ジャモール・チャーロは次のように語った。

Photo:SHOWTIME ホーガン戦
Photo:SHOWTIME ホーガン戦

 社会にボクシングが戻って来る。9月26日、双子の弟と共に試合が出来ることを嬉しく思う。

 まだ、兄弟のどちらが先にリングに上がるか決まっていないんだよ。まぁ、でも、俺たち兄弟が大きな価値を持つチャンプってことは、疑いようのない事実だ。

 新型コロナウィルスの世界的な感染でルーティンワークがこなせない状況にあるが、仕上げられないって訳じゃない。どんな試合でも、俺は十分な準備をしてリングに上がって来たし、今回もそうだ。

 デレフヤンチェンコはレベルの高いファイターだし、タフな男だよ。俺たちのWBCミドル級タイトルマッチはいい試合になる筈さ。やっとリングに上がれるんだ。選手たちは戦いを楽しめるだろうよ。

 俺たち兄弟のコンディションは上々だよ。日々、試合に向けてトレーニングしている。

 デレフヤンチェンコとゲンナジー・ゴロフキン(2019年10月5日)戦は物議を醸した。デレフヤンチェンコが勝ったって言う人もいるけれど、俺はそうは思わないね。ただ、デレフヤンチェンコは人々が予想したよりも、ずっと善戦した。

 デレフヤンチェンコに勝つことで、統一戦への道も拓けるだろうな。

Photo:SHOWTIME
Photo:SHOWTIME

 デレフヤンチェンコをKOして、ボクシング界に俺の存在をアピールしたいね。俺のパワーは本物だし、ヤツにダメージを与えてみせるよ。

 デレフヤンチェンコと俺はリング中央で打ち合うことになるだろう。そして、強い方が勝つんだ。ヤツの思い通りにはならない。楽しみに見てくれよ。

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 ジャモール・チャーロは統一戦を睨んでいる。ならば、村田諒太と戦う可能性もあるということだ。WBA同級王者と絡めば面白い。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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