「実力不足を痛感したので、実力をつけていかないといけない」豊島将之前竜王コメント
豊島将之前竜王「1日目の(63手目)▲2九飛車と引くあたりまでは互角なのかなと思ってたんですけど。でもなんか(74手目)封じ手のあたりは自信がなくなってしまっていて。まあそのあとは、けっこうきわどいんですけど、自信がある順が見つからなかったです。(形勢がよくなったと感じた瞬間はあった?)よくなってたんですか? えっと・・・。あ、いや・・・あまりなかったですけど。まあどっかで、たしかになにか読み抜けてるのかもしれないですけど。うーん・・・。そうですね、基本的に自信がないような気がしてました。(竜王戦七番勝負を振り返って)えっと、そうですね・・・。先手番でちょっと、作戦があんまりうまくいかなかったところがあったのと。後手番のときは、まずまずな局面は作れたと思うんですけど、そのあと、中盤から終盤のあたりで力負けしてしまったかなと思います。(竜王位失冠について)そうですね、やっぱり・・・。竜王戦もそうですけど、王位戦や叡王戦もあわせてやっぱり、実力不足を痛感したので、実力をつけていかないといけないと思います」
※豊島九段(前竜王)は棋士人生で初のタイトル戦ストレート負けを喫した。2018年に初タイトルの棋聖位を獲得して以来、将棋界八大タイトルのいずれかを保持していたが今年度、藤井挑戦者を相手に叡王位、竜王位を続けて失冠し、久々の無冠となった。