3日間限定!港に現れた「インド街」で、食べて踊って楽しもう【神戸市・インディアメーラー】
神戸の港、メリケンパークに突如として現れたインド街。そう、これは西日本最大のインドの祭典「インディアメーラー」です。
今年でもう12年目のインディアメーラーは、インドの芸術、工芸、文化、食などの伝統をあれもこれも体験できる素晴らしいイベント。7日のお昼から始まるということで、夕方頃から頃から行ってみました。
過ごしやすい天気の今日は、あちこちのお店を覗き見ながらショッピングを楽しむ人々で賑わっていました。食べ物や飲み物だけでなく、洋服や雑貨、食材などの物販、サリー着付け体験やインド占星術のブースまで色んなものがあります。
インド料理屋さんが並ぶブースでは、お店の皆さんがタンドールを持ち込んでナンを焼いていました。生地を手のひらでパタパタ伸ばしてからタンドールにペタンと貼り付けます。内側にプックリと膨らんでいくナンが見えて面白い、インドの皆さんの器用さはマジックさながら。
カレーの具になるひよこ豆や、カシューナッツやアーモンドのホール状のもの、タピオカや粉ものなど様々な食材が山のように積んで売られていました。どうやら、かなりお買い得商品が多そうな雰囲気ですね。
インドビール、普段は500円のものがこのイベントでは300円で売られていました。冷やしていないので会場で飲まずおうちで飲む用ですね。箱買いしていく人もいましたよ、確かにこの買い物はチャンスかもです。
こちらの丸っこいナンはチーズナンでしょうか。カレーEXPO2年連続ブランプリ受賞の「クシュクシュ」も、和歌山のお店を臨時休業して今回の参加です。
神戸っ子にお馴染み「神戸スパイス」の店頭に置かれたインドの神様「ガネーシャ」。インドのお店に行くとよく店頭に飾られているのを見かけますが、なんとこの日はここで販売されていました。さて、お幾ら万円でしょうか?ぜひ覗きがてらお店に遊びに行ってみてくださいね。
こちらのコップは手描きだそうです、めちゃ可愛くないですか?KURIKIYOデザイン&アートスクールの出店で飾ってありました。そのお隣にはこんなものまであって驚き。
インドで、タクシーとして使われている三輪車が展示されていたんです。これ、私もインドで乗ったことあるのですが、風を心地よく感じられるんですよ。ちょっとした旅行気分を味わうべく、座り心地を確かめてみては。
そろそろお腹が減ってきました。どのお店も美味しそうでかなり悩んだのですが「アリズスペシャル」というメニューにしました。カレー2種(豆、キーマ)、タンドリーチキン、ナン、ライスで1,000円。お店の名前が書いてなかったのですが、メインステージからわりと近いところにあるお店でした。
大きなステージの上では、インドのダンスが始まったようです。司会の方もインド人だったのですが、関西テイストのトークで会場を笑わせていました。インド人と関西人、どこか似ている所があり互いに親近感のわく存在ですね。
薄暗くなってきて、海洋博物館もライトアップされました。屋台ブースもオレンジの明かりが灯り、夜に向かって姿を変えて行くメリケンパーク。過去イベント開催時にはインドの国旗の3色カラーに色づいたこともあるというポートタワーも、工事が進んで頭が見えてきています。
ステージはクライマックスへと向かい、会場にいる人たちも皆ステージに呼び込まれて自由に踊り出しました。ダンサーの皆さんもそのままステージに残り、国籍も年齢もプロも一般も関係なく人々が入り混じってとても楽しそう、皆が心のままに踊っている姿を見ているとじんわりしてしまいました。
まるでインドそのものといった空気感に癒された1日。インド人の、肩の力が抜けているというか、マイペースでどこか自由な所も心地よく感じたり。そんなおおらかなインドの雰囲気にどっぷりと浸りながら過ごす…これはかなりのトリップ感かも。
インドと日本の友好の祭典、インディアメーラー。皆さんもぜひ、3日間限定で港に現れたインド街へと遊びに行ってみてはいかがでしょうか。