【新宿区】10時間かけて煮込んだ薬膳スープが洗練の味!神楽坂で味わえる台湾ローカルごはんのランチ定食
飯田橋駅B3出口から徒歩3分。新感覚の創作台湾フレンチ「LA BONNE CACHETTE(ラボンカシェット)」をご紹介いたします。
夏のある日、暑さで意識が朦朧としてしまうような昼下がり。神楽坂の歩道で、一人の女性が元気な声でお店のチラシを配っていました。
その方の雰囲気がとても爽やかで素敵だったので、「こんな人が働かれているのはきっと素敵なお店だろうな」と思い、チラシを受け取り、その足でランチをいただくことに。
予感は的中!とっても美味しい、幸せなランチでしたので、その様子をお伝えいたします。
お店の外観
赤のアクセントカラーが印象的なビルのエントランス。赤い柱の奥にあるエレベーターで、ビル3階まで昇ります。
エレベーターを降りてすぐ左が店舗入り口です。ガラスと木目調を合わせたデザインがお洒落です。
店内のようす
扉を開けると、赤い椅子が印象的な空間が広がっていました。
左側にはオープンキッチン。これは、料理人さんにとっては隠し事のできないデザイン…腕に自信がないとできない設計かと思いました。これは料理のお味も期待できそう!
ランチメニュー
ルーローハン、チーローハン、ジャージャー麺にパイコー…どれも食欲をそそられる魅力的なラインナップですが、この日はルーローハンのセット(税込1,380円)をオーダーしました。
ルーローハンのセット
オーダーしてすぐ、定食らしく盛り付けられたお料理が運ばれてきました。
10時間かけて煮込んだ薬膳スープが、こんなに透き通っているとは!まったく予想できませんでした。
緑色の水玉模様は、パセリ油だそう。スープはコンソメスープのような澄んだ味で、パセリ油が爽やかな香りを添えていて…今まで味わったことのない味でした。
具材として入っている鶏の手羽元は、さっぱりしつつも柔らかくて、これも美味しい!
小鉢3種は日替わりです。この日は、ピータン豆腐に野菜の浅漬け2種。それぞれ良いお味ですが、私が一番気に入ったのはピータン豆腐です。
ピータンの上に、かつお節のような濃いうま味を感じる、柔らかいものが乗っていました。これは、マーソウ(肉髭)という調味料だそう!「豚肉のでんぶ」と表現できそうな、細かい繊維状の調味料です。
豆腐とピータンとマーソウ。口の中で混ざると、普通のお豆腐から格段に深い味に変化します。
そして、ルーローハン。
今まで私が味わったことのあるルーローハンは、脂がこってりしたものが多かったのですが、こちらは「脂のこってり」よりも、お肉のうま味が引き立って上品なお味!
ゆで卵の表面の白身部分には、おつゆの色がしっかり染みていて、一つひとつ丁寧に料理されていることを感じました。
デザート
この日のデザートは手作りの豆花(トウファ)。削った氷が一番上に乗っているのですが、それがキラキラして、見た目にも美しいです。
シロップの中には小さなタピオカが隠れていて、歯ごたえを変えてくれる良いアクセントになっています。食べ進めるのが楽しい一皿でした。
そして添えられた台湾茶。香りの良さを味わえて…大満足のランチでした!
店主の山岡さんにお話を伺うことができました。
山岡さんは昼のメニューを担当し、夜は別のシェフが料理を作るため、昼と夜ではメニューが異なるそう。そのため、仮に同じ日に昼と夜の二度来店しても、違う料理が楽しめるそうです。
この日いただいたランチメニューは、山岡さんが育った家庭料理の味をベースにして、フレンチの技をプラスしたもの。
あたたかな家庭料理を、洗練された技で、丁寧に作る。
なんだか、とても大切なものを分けていただいたような、幸せなひと時でした。
お店の情報
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LA BONNE CACHETTE(ラボンカシェット)
【住所】東京都新宿区神楽坂3丁目2‐16 ベスト神楽坂ビル3階
【電話番号】03‐6770‐9929
【営業時間】
ランチ(平日のみ)11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー(不定休)17:30~21:30
BAR TIME(不定休)21:30~24:00
【定休日】日曜日・月曜日・祝日(不定期)
【ホームページ】http://www.tj-kitchen.com/
【SNS】instagram
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