【横浜市弘明寺】やみつきデニッシュと秋の限定パンを買いに|お客さんが途切れない住宅街のベーカリー
京急弘明寺駅から徒歩10分。住宅街の一角にある「よもぱん」は、森の中にあるペンションのような外観。土曜日の正午頃に訪れると、お客さんが入れ替わり立ち替わり来店していました。
樹木が並ぶ庭を通り、お店入口へ。店舗内が満員だったので、数分待ってから、店内に。店頭の看板を眺めながら、どんなパンがあるのかワクワクしながら待ちました。
お店の中はこぢんまりとしたスペースながら、おいしそうなパンが並んでいます。売り切れとなっているパンも多かったのですが、レジ奥にある厨房から、どんどん焼き上がったパンが運ばれてきます。
「きのことチキンの秋ピザが焼きあがりました!」
元気な声でピザの出来立てをお知らせする店主の奥さん。
レジを担当されています。奥の厨房でパンを焼くのは夫さんの担当。
「あと1分くらいで焼きたてができますが、いかがいたしますか?
では、焼きたてをご用意しますね」
「今日は運動会だったんですね。お天気がよくてよかったですね」
お客さんひとり一人とのコミュニケーションがとても巧みで、会話を聞いているだけで温かい気持ちになれます。
「よもぱん」は、ご夫婦で「こんなパン屋さんがあったらなぁ…」の想いを形にすべく、2018年にオープンしたお店です。
初めての人でも馴染みのお店に来たような気持ちになります。常連さんとはお互いの近況報告をしていたりと、お客さんとの濃厚な関係がうかがえました。
今回、5種類のパンを購入。イートインのスペースはないので、自宅に帰って味わいます。
看板商品ヤミツキデニッシュ「よもぱん」
お店の名前を名乗る看板メニュー。外はカリっと焼けたデニッシュ。
切ってみると、生地にシロップがぎゅっとしみ込んでいて、口に入れるとじゅわっと甘さが広がります。「ヤミツキデニッシュ」のキャッチコピーのとおり、これはやみつきになるおいしさ。
おもちときな粉の「もちべえ」
こちらも季節限定商品。名前も見た目も、かわいい♪
「もち風」なのかと思ったら、本当にお餅が入っていて、びっくり。黒豆とお餅、そしてきな粉がまぶされた白パン、3つが最高に相性がよく、とってもおいしかった!甘さ控えめなところも、私の好みにちょうどよく、いくらでも食べられそうでした。
香ばしいきな粉生地に栗の甘露煮が入った「きな粉と栗」
栗がどっさり入った断面を見て、「絶対に買う」とお店で即決した商品です。
きな粉とチョコが練り込まれたハード生地のパンに栗がごろごろ入っています。今の季節しか食べられないから、大事に味わって食べました♪
限定商品「バニラトースト」
こんがり砂糖のコーティングで焼き固められた三角形のパン。
バニラの香りがふんわり。シュガートーストはおなじみのパンではありますが、「よもぱん」のシュガートーストが他の商品と違うのは、土台となっている元々の食パン生地がきめ細かく、しっとりしているところ。パン自体のおいしさがしっかり感じられるパンでした。
黒パン(ライ麦パン)プレーン
袋から出したとたんにライ麦のいい香りが。黒パン特有の酸味と麦の味を感じる噛み応えのあるパン。
黒パンという商品、元々苦手な人がいるかもしれませんね。でも私は黒パンが大好きなので、地味だけどじんわりおいしくて、毎日食べたいなあ~と思いました。
お店では「売切れで欲しいパンが買えなかった!」というのを防ぐため、予約販売を始めたそう。店頭での受取は19時まで対応しています。
店内のさりげない小物や飾り付けから、「よもぱん」というお店に込められた目いっぱいの愛情を感じる、温かいお店でした。こんなに愛情をかけて作られたお店で作られたパンは、おいしいに違いないですね!
次回は、他のお客さんが購入していて気になったピザや、売切れで買えなかったあんぱんを買いにいきたいです。