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【河内長野市】河内長野駅からバスで10分以内。彼岸花が帯のように咲きそろう、高向の秋の田園風景。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

大阪市や堺市と言った都会の人から見ると、河内長野は田舎と称されることが多いですね。しかし、住んでいる立場から見ると河内長野、千代田、三日市町の駅前とその周辺は田舎というより、地方の町という印象です。

とはいえ、市の中心部からバスで10分、くろまろの郷がある高向まてくると、田舎とうなづける風景があるという気がします。田舎の漢字についている「田」が広がってますね。

ちょうど彼岸となり暑さが和らいだこの日、中高向にある、カフェkikiさんに立ち寄ってコーヒーをいただきました。その時、窓の外に田んぼが広がり、所々に赤いものが見えます。

赤い点の正体は彼岸花(ヒガンバナ)。曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれる花ですが、せっかくの機会ということで、くろまろの郷まで、高向の田園地帯を歩いてみることにしました。

kikiさんから、田んぼの前まで降りてきました。

石川を谷として段々状になっている河内長野。水落や大阪外環状線から見て低い位置にあるkikiさんですが、さらに下に降りています。

さあ、ありました!彼岸花です。単独で咲いているのも美しいですが、もっとすごいのを発見。

そして見つけました。田んぼの横に沿うように彼岸花の赤い帯。

ちなみに彼岸花は中国原産で、学名は「リコリス・ラジアータ」というそうです。ギリシャ神話の女神・海の精のひとり「リュコーリアス」から花が放射状に大きく広がっていることから、放射状を意味する「ラジアータ」がつけられたとのこと。

また葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花など不吉な別名が多いのも特徴。毒があり食用には適しませんが、毒を抜いて非常食とする場合もあるとかで、悲願の花という意味合いもあるそうです。

赤い帯のもっとも端のほうまで行きました。

少ししゃがみ込んで撮影しました。刈り取り直前で頭が垂れた黄色いイネと、その周りを囲んでいる青い葉、その手前が赤い彼岸花と見事な自然のコントラストですね。

せっかくなので動画も撮影しました。

地元の方の話では、秋祭りが終わると、稲刈りが始まりますし、その前に彼岸花が枯れてしまうかもしれません。この映える画像はできるだけ早く撮りに行ったほうが良いですね。

もちろんヒガンバナ以外の花も咲いています。高向の地域ではピンクのコスモスが咲いています。

ピンクのコスモスには、キバナコスモスやチョコレートコスモスのような名前はなく、ピンクのコスモスと呼んでいるようです。それぞれのコスモスには色ごとに花ことばがありますが、ピンクのコスモスは「純潔」という花言葉です。

田んぼが広がっている風景、それも稲刈り直前の雰囲気は本当に良いですね。

少し高いところに稲がありますが、その横には彼岸花が咲いています。

歩いていると、遠くにくろまろの郷の建物が見えてきました。

こちらにはまた別の花が咲いています。コスモスではありません。

この丸っこい花の正体は後でわかりました。

田んぼの中を歩いていきます。

ここにもピンクのコスモスが。他の地域で見かけたキバナコスモスは逆に見かけません。不思議ですね。

ここにも彼岸花の赤い帯が出来上がっていました。

近づいてみました。ここも3つの色のコントラストがあって、映える画像のような気がします。

今度は稲だけを撮影しました。頭が垂れる稲の姿は弥生時代以来の日本の変わらぬ歴史そのものですね。

ここは道の駅のすぐそばで栽培されているダリアです。

自然に映えている花とはまた雰囲気が違うような気がします。

というわけでくろまろの郷に到着。

大阪府立花の文化園の広告がありますが、ここで先程の花の正体がわかりました。

自然に生えていたセンニチコウ(千日紅)だったんですね。

このほかにも大阪府立花の文化園ではいろんなイベントが行われるようです。

特に気になったのはこちら。9月30日開催のはじめてのバードウォッチングです。鳥をじっくりと見る方法を教えてくれるとのこと。興味がある方はぜひ参加してみてください。

高向の田園風景
住所:大阪府河内長野市高向
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 中高向バス停から徒歩圏内

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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