台風21号は20年ぶりの巨大な台風に発達
20年ぶりの巨大な台風に
21日21時の発表で、台風21号の風速15メートル以上の強風域がさらに広がりました。
現在の強風域は台風中心の西側1100キロ、東側950キロにも及んでおり、その直径は2050キロで、北海道から九州まですっぽりと入り込む大きさとなっています。
台風の大きさの統計がある1977年以降で、強風域の直径が2000キロ以上に及ぶ台風は今回で9個目(1040個の内)となり、前回が1997年の台風25号でしたから、実に20年ぶりの巨大な台風に発達していることになります。
強風域が巨大ということはそれだけ台風の中心から離れている所でも非常に強い風が吹く恐れがあることを現し、台風の中心が近づく地域では、より長時間にわたり、強い風が吹き荒れることになります。
さらに強風域が広いということはそれだけ台風の湿った空気が広範囲に氾濫するため、台風の中心から離れた秋雨前線付近でも極端に雨雲が発達し、猛烈な雨を降らせる恐れが高まることになります。
超大型の台風が首都圏を直撃すれば、1977年以降で初めてのこととなります。
今後も台風の動きには厳重な警戒が必要です。
【参考資料】