台風7号 小笠原諸島を直撃のおそれ 沖縄は梅雨入りか
台風7号が、非常に発達しています。台風は今後も北上を続け、19日(火)~20日(水)頃に小笠原諸島を直撃するおそれがあります。
小笠原諸島では厳重警戒を
台風7号は、19日~20日に小笠原諸島へ接近する頃には、発達のピークを越えていますが、それでも非常に強い勢力で近づく予想です。
直撃コースとなるおそれもあり、小笠原諸島では暴風や大雨、高波などに厳重な警戒が必要となります。
台風7号は東へカーブし、本州への接近はありません。ただ、太平洋岸には台風からのうねりが届くため、本州付近でも今週は高波に油断できない状況となります。
少雨は解消か
小笠原諸島の父島では、ここ3か月の雨量が、平年の半分ほどとなっています。
同じく冬~春に少雨だったのが、世界自然遺産に登録された4年前。この時は31年ぶりの大渇水となり、海水を淡水化する装置を設置するほどに。8月終わりに台風が近づくまで少雨が続きました。
今年は台風7号の雨によって、少雨は解消しそうです。
台風は、人間の思い通りにならない水資源とは分かってはいるものの、被害が出ない程度にうまく雨を降らせてほしいものです。
沖縄は今週中にも梅雨入りへ
今回の7号のコースは、5月の台風の主なコースの一つです。
沖縄・本州に接近した先日の台風6号の時は、南の季節はずれの高温の空気が強く、台風はピークシーズンのように北上しましたが、台風7号の動きをみると、ようやくこの時期らしい大気の流れ、気圧配置に落ち着きつつあるようです。
梅雨前線も例年通りの位置に落ち着きそうで、遅れている沖縄の梅雨(平年は5月9日頃)も、今週中には入る見通しです。