いつでも作れる惣菜パンを作ってみた<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>
手軽に食べることができて、災害発生時の食事にも便利な「惣菜パン」。しかし、売り切れやお店の休業など、必要な時ほど手に入らないことがあります。それならば、缶詰パンや「ロングライフパン」で備蓄をと思っても、惣菜系のパンはまだまだ選択肢が少ないんですよね。
水や火を使わず、備蓄向け食品を材料にいつでも作れる惣菜パンを考えておけば、“もしも”の時に役立つのではと、スーパーマーケットなどの食品売場をチェック!見つけた備蓄向け食品を使って、『サクサク野菜チップスとボローニャソーセージのサンド』を作ってみました。
常温保存できてそのまま食べられる“備蓄向け食品”探しへ
1ヶ月以上常温保存ができて、加熱せずそのまま食べることができるもの………と考えながら、まずは周辺のお店で食品探しを開始!土台となるパンは「ロングライフパン」の中から「クロワッサン」を購入して、「クロワッサンサンド」を作ることにしました。
そして、“もしも”の時でも食べたいと思えるような、彩り豊かでボリューム感のある「クロワッサンサンド」が作りたいと、具やソースは以下の食品を選びました。ちなみに購入日から賞味期限まで「クロワッサン」は1ヶ月以上、具やソースは約4~6ヶ月ありました。
<クロワッサンサンド(2個分)の材料>
・お手軽cafe time クロワッサン プレーン(イケダパン)………2個入り1袋
・ボローニャソーセージステーキ(南日本ハム) ………1枚入り1袋
・4種の野菜チップス(トップバリュ) ………約15g(約1/2袋)
・ディップソース バーニャカウダ味(キューピー)………1個(1袋2個入りのうち)
“もしも”を想定して「クロワッサンサンド」づくり
「クロワッサンサンド」づくりには、ミニまな板やプラスチック製ナイフなど、非常用リュックの隅に入りそうな、コンパクトな調理道具を用意。洗浄する水を節約するため、それぞれの道具にビニール袋やラップをかけて、“もしも”の時を想定したスタイルで調理を始めました。
1.ラップを巻いたプラスチック製ナイフを、穴が開かない程度にパンの奥まで差し込んで、クロワッサンに切り目を入れます。
2.同じく、ラップを巻いたプラスチック製ナイフを使って、ボローニャソーセージを半分にカットします。ハサミが使える状況であれば、包装の両端を切って開き、その上でカットすることも可能です。
3.クロワッサンの切り目を開き、下側に少量のディップソースをのせて、ボローニャソーセージ、野菜チップスのたまねぎ、かぼちゃ、さつまいも、タテ割りオクラの順で重ね、最後にディップソースをかけます。
これで「クロワッサンサンド」づくりは終了。名付けて『パリパリ野菜チップスとボローニャソーセージのサンド』のできあがりです!
“もしも”を想定した皿にのせて「クロワッサンサンド」を実食!
できあがった『パリパリ野菜チップスとボローニャソーセージのサンド』は、やはり“もしも”の時を想定して食べなければと、ラップをかけたピクニック用のプラスチック皿にのせて味わいました。
ふわっとやわらかなパンとボローニャソーセージにパリッパリの野菜チップスと、食感のコントラストが楽しい!アンチョビがきいたコクのあるソースがリッチな味わいに仕上げた、味やボリュームともに満足感のある「クロワッサンサンド」になりました。
ただし、野菜チップスが重なる部分は、少し硬めになっているかも。できあがりの硬さや厚みが気になる人は、野菜チップスを粗めに砕いてから使うようにしてください。
野菜チップスやソースの量はお好みで調整を。残った野菜チップスは、あとからおやつとして楽しめますが、開封したソースはその場で使い切りが必須。残った場合は、野菜チップスをディップして食べるのもおすすめです。
今回は、筆者がたまたま見つけた食品で作った「クロワッサンサンド」を紹介しましたが、ほかにもいろいろなバリエーションが作れそう。お買い物ついでに見つけた備蓄向けの食品で、お好みの「惣菜パン」づくりを楽しみながら、もしもの時に備えてみてはいかがでしょうか。