神戸は夜景の綺麗な街としても有名ですが、山から見下ろした景色や港周辺の他にも、異国情緒あふれる街中の夜景が美しいですよね。

先日は紅葉のライトアップと、クリスマス飾りのどちらもを楽しみながら海辺の方を歩いてみました(※)。それがとても素敵だったので今日は元町、三宮近辺を歩いてみることに。

元町駅から歩いてすぐにある「神戸大丸」は、この近辺でもかなり存在感のある建物だと思います。正面からの丸みを帯びたフォルムも美しいですが、神戸大丸の素敵さはここだけではありません。

先ほどの場所から東側へ向かうと、こんな風景が。今来た道、写真右手の信号方向奥が元町商店街の入り口になっていて、左手の信号を進むと高級ブティックの立ち並ぶ通りとなっています。

では、左手方向に進んでみましょう。ライトアップされた街路樹が美しい道を、沢山の人がカメラを片手に撮影しています。旧居留地の中でも特に華やかな場所ですよね。

テラス席が人気のカフェ「カフェラ」もあります。大丸の一階になるのですが、ヨーロッパの雰囲気漂う海外感のある空間。周りも高級ブランドのお店が取り囲んでいて、ゴージャスな通りといったイメージです。

神戸大丸は、味のある建物なのでとても古いように見えますが、実は阪神淡路大震災後に建て替えられました。

「神戸の灯を絶対に消さない」という想いのもと震災復興のシンボルとして存在し、今でも街の中心的な存在となっています。昔からのものは、そこにあるだけで安心感がありますね。

姿が変われど無くなることなく威風堂々とそびえ立つ建物の姿…こんな不安定な現代において、どこか心の拠り所として存在してくれているのかも知れません。

そんな、時代と共にある旧居留地。ここら一帯はどの部分を切り取っても本当にフォトジェニックです。街中で比較的に明るいので写真も綺麗に映りやすく、皆さんポージングをしてモデルさんのように写真を撮っています。

ふいに、横断歩道で真っ白なドレスを着た女性が立ち止まりました。フォトウエディングの撮影のようですね。神戸では比較的、良くそういった現場に出会いますが、この近辺はその確率が高いかも。

横断歩道の真ん中でスーツの男性が膝まづき、女性にプロポーズをしている瞬間を撮影していました。ロマンチックな設定ですね、彼らの背景にある並木道の空間には教会が浮き上がっています。

お二人の写真はここには載せられないのですが、どんな光景だったのか是非イメージしてみて下さいね。葉も紅葉してイルミネーションも今が一番綺麗な時です。

神戸大丸をぐるりと一周するように歩いていくと、今度はエルメスの前を通りました。こちらは外壁が薄い茶色で、角張ったイメージの建物になっていて、シックな雰囲気。

その先の角を右に曲がると、ちょうど元いた場所へたどり着きました。元町商店街の方を見ると、入り口の看板にリボンや星が飾られてクリスマス仕様に。

神戸大丸周辺を一周しただけでも、これだけ沢山のフォトスポットがありました。やっぱり神戸は夜景レベルが高いと改めて思います。私の勝手な思い込みかも知れませんが…地元愛ですかね。

私はこの近辺がとにかく好きで、よく歩いています。抜け感があるというか、建物が多い割には結構スッキリしている空間。

神戸の皆さんも、夜の街を歩くのが好きな人が多いのではないでしょうか。イルミネーションが素敵ですよね、神戸って。楽しかったのでまた場所を変えて散策してみようと思います。