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政府が物価対策として外国産小麦の売渡価格に補填する背景

松平尚也農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

 8月の物価・賃金・生活総合対策本部会議資料によると7月の輸入物価指数の影響の半分は円安が要因となっている。6月の消費者物価は前年比で2.4%高くなり、上昇の内訳は約5割がエネルギー、食料が4割に起因していると分析されている。農林水産省は、輸入小麦の政府売渡価格は、2007年の国際価格高騰時にも上昇幅を抑制したと過去の取組を紹介し、今年の政府売渡価格は、過去半年の買付価格を反映すると上昇となるが、今後の価格動向を注視し、パンや麺類などの価格高騰に対し、必要な抑制措置を取るとした。

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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