機転がきく子の5つの特徴
授業中、突然プロジェクターが動かなくなってしまいました。その時、Mさんが「先生、スクリーンに映らないなら、みんなでちょっと前に集まって、タブレットで見れば良くないですか?」と提案してくれました。シンプルだけど、とても効果的な解決策でした。
子どもたちの中には、このように状況に応じて柔軟に対応し、スムーズな解決策を見つけられる子がいます。どんな特徴を持っているのでしょうか?
今日は、私が教室で出会った、機転の利く子どもたちの素晴らしい特徴について解説します。
機転がきく子の5つの特徴
1. 状況をすばやく把握できる
周りで何が起きているのかを素早く理解し、必要な対応を考えられます。給食の配膳で、おかずを配る人が休んでいることに気づいたKくん。「今日は私が代わりにやります」と自然に役割を引き受けていました。
2. 臨機応変な対応ができる
予定外の出来事にも、柔軟に対応できます。校外学習で急な雨が降ってきたとき、「傘を交代で使えば、全員濡れずに済むよ」と提案するMさん。その場に合った工夫ができるんです。
3. 周りの人の気持ちを読み取れる
相手の表情や様子から、必要なサポートを察知できます。発表で緊張している友だちの隣で、そっと「大丈夫だよ」とうなずくYさん。さりげないフォローが上手です。
4. 代替案を考えられる
うまくいかないときの別の方法をすぐに思いつきます。お楽しみ会で体育館が使えないとき、「教室の机を端に寄せて、室内でできる運動をしよう」と提案するSくん。制限がある中でも可能な方法を見つけます。
5. 道具を工夫して使える
身の回りのものを、状況に応じて柔軟に活用できます。図工の時間、はさみを忘れた友だちに、「カッターの背で折り目をつけると切りやすいよ」とアドバイスするSくん。普段と違う使い方を思いつくんです。
まとめ
機転の利く子どもたちには、素早い状況把握力、臨機応変な対応力、気持ちの読み取り力、代替案を考える力、道具の工夫力という特徴があります。これらの特徴は、日々の学校生活をよりスムーズで楽しいものにしてくれています。
このような機転の良さは、将来社会で生きていく上で、とても重要な能力になります。予期せぬ出来事が起きても、柔軟に対応できる力は、きっと大きな強みとなるはずです。
ちょこっとアドバイス
機転の良さは、決して生まれつきの才能ではありません。日々の生活の中で、「こうしたらどうかな?」「別の方法もあるかも」と考える習慣を育てることで、少しずつ身についていく力なんです。
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