衆院選の比例代表で「民主党」と書かれた票はどうなる? #専門家のまとめ
きょう投開票が行われる衆院選では、比例代表でともに略称を「民主党」と届け出ている立憲民主党と国民民主党がリストにあがっています。投票用紙に「民主党」と書かれていた場合、その票はどうなるでしょうか。参考となる記事をまとめました。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
公職選挙法の規定では、比例代表だけでなく、小選挙区選挙の場合も、例えば「藤原道長」「藤原頼通」という2名の候補者が立候補しており、投票用紙に「藤原」と書かれていた場合、それぞれの候補者の有効投票数に応じて案分されることになっています。
このほか、投票用紙に政党名や候補者名が省略して記載されていた場合、有効投票か否かは各開票所の責任者である「開票管理者」が立会人の意見を聞いて決定します。総務省はその目安として、例えば立憲民主党だと「立」「立憲」「立民」、国民民主党だと「国」「国民」といった記載を有効投票として取り扱うとしています。
ただ、政党の略称や候補者名が同じでも、政策は異なるわけで、自らの一票を選挙結果に確実に反映させるためには、フルネームで正確に記載して投票する必要があるでしょう。(了)