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責任感のある子の5つの特徴【現役教師が解説!】

ナナホシ教育/子育て/学校

委員会活動で、掲示物の制作が間に合わないことに気づいたKくん。「期日までに完成させると約束したから」と、休み時間を使って黙々と取り組んでいました。帰りの会が終わった後も、「明日の朝までには必ず仕上げます」と真剣な表情で伝えに来てくれました。

子どもたちの中には、このように自分の役割や約束をしっかりと果たそうとする子がいます。どんな特徴を持っているのでしょうか?

今日は、私が長年の教師生活で出会った、責任感のある子どもたちの心温まる特徴について解説します。

責任感のある子の5つの特徴

1. 約束を大切にする

一度引き受けたことは、最後まで投げ出さずにやり遂げます。係活動で植物の水やりを担当しているMさん。雨の日も風の日も、「お花がしおれちゃうから」と欠かさず水をあげています。

2. 時間を意識して行動できる

締め切りや約束の時間を守るために、計画的に動きます。「月曜日までにノートを提出」と言われたSくん。週末に予定があることを考えて、金曜日のうちに終わらせていました。

3. 困ったときに助けを求められる

一人で抱え込まず、必要なときには周りに相談できます。給食当番の仕事が多くて困っていたYさん。「みんなで分担した方が効率的かもしれません」と、先生に提案してきました。

4. 失敗したときの対応が適切

失敗を隠さず、素直に認めて改善しようとします。掃除の時間に担当場所を忘れていたRくん。自分から「すみません、明日は気をつけます」と報告に来て、次の日は一番早く掃除を始めていました。

5. 他人の役割も理解している

自分の役割だけでなく、周りの人の責任も理解して協力します。図書委員の仕事を終えた後、他の委員が困っているのを見て「手伝おうか?」と声をかけるAさん。でも、相手の仕事を取ってしまうことはありません。

まとめ

責任感のある子どもたちには、約束を守る誠実さ、時間管理能力、適切な助けの求め方、失敗への対処能力、周りへの理解力という特徴があります。これらの特徴は、クラスや学校の活動をスムーズに進める上で、とても大きな役割を果たしているんです。

責任感は、社会で生きていく上で大切な資質です。でも、それは決して重荷であってはいけません。むしろ、役割を果たすことで得られる達成感や、周りから信頼される喜びを感じられることが大切です。

ちょこっとアドバイス

責任感のある子どもたちは、時に頑張りすぎてしまうことがあります。「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが強すぎて、プレッシャーを感じることも。そんなとき、「完璧じゃなくていいんだよ」「困ったら相談してね」という言葉をかけてあげてください。

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